古代ローマの皇帝ティトウス(ティート)を取り巻く史実をもとに、高名なメタスタージオが書いたオペラ台本《皇帝ティートの慈悲》。40名以上もの作曲家がこのリブレットに曲をつけた中で、最晩年のモーツァルトの手になるこの一作は、18世紀オペラ・セリアの頂点として不滅の輝きを放つもの。本盤ではパリのオーケストラならではの流麗な演奏と、メゾのグレアムを始めとする強力なキャスティングが魅力。特典映像では出演者たちの詳しいコメントも収録。