ナインハーフ[Blu-ray]
フォーマット | 色, Blu-ray, ドルビー, 字幕付き, 吹き替え, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ミッキー・ローク(声:安原義人), エイドリアン・ライン(『フラッシュダンス』), キム・ベイシンガー(声:小山茉美) |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 |
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商品の説明
『氷の微笑』と双璧を成す、全世界でスーパーヒット、一世を風靡したあのエロティックドラマの金字塔が、
遂に、遂にHDマスター使用により初Blu-ray化&再DVD化!!TV放送版日本語吹き替え収録!!
― 恋に溺れて、カラダで語って、愛を追い求めた9週間半(ナインハーフ)。
目隠し、四つんばい、屋外、娼婦。そして、余りにも有名な、氷を使った愛撫… 衝撃の官能プレイの数々が、いまよみがえる!!
【イントロダクション】
『フラッシュダンス』でスーパーヒットを放ったエイドリアン・ライン監督の描く、情熱的かつ過激な、エロティック・ラブ・ストーリー。
主人公の女性がふとしたことで出会ったある一人の男から、様々なエロティックな行為を受けることによって、彼女の内側に潜む潜在的な欲求を開花させていくまでを、
文字通り9週間半に渡って追ってゆく。目隠しをして彼女の体に氷を這わせる愛撫、四つんばいにさせて彼のもとまで歩かせる、娼婦を交えてのプレイ等、
官能的な性行為が話題となり、また流行ともなった、異色のエロティック・ストーリー。 エイドリアン・ライン監督独特の、天然光を効果的に採り入れた陰影豊かな映像が美しく、
ヒットチューンの数々と共に、映画をスタイリッシュな傑作に仕立て上げている。
【キャスト】
ミッキー・ローク (声:安原義人)
キム・ベイシンガー (声:小山茉美)
マーガレット・ホイットン(声:弥永和子)
ドワイト・ワイスト(声:池田 勝)
ロン・ウッド(ザ・ローリング・ストーンズ)
【収録時間】
本編 約 118 分 + 映像特典 約 3 分 ※予定
【映像特典】
オリジナル予告編
【音声特典】
TV放送版日本語吹替音声(※1988年1月18日テレビ朝日系列にて放送)
※一部吹替音声がない部分はオリジナル音源(字幕スーパー付き)となります。
【封入特典】
解説リーフレット
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 99.79 g
- EAN : 4988003814618
- 監督 : エイドリアン・ライン(『フラッシュダンス』)
- メディア形式 : 色, Blu-ray, ドルビー, 字幕付き, 吹き替え, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間
- 発売日 : 2012/11/7
- 出演 : ミッキー・ローク(声:安原義人), キム・ベイシンガー(声:小山茉美)
- 字幕: : 日本語, 日本語
- 販売元 : キングレコード
- ASIN : B008KY4B26
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 81,517位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 286位外国のエロス映画
- - 1,323位外国のラブロマンス映画
- - 6,984位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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確かにキム姐さんは、本作で名前を上げたことは事実だが、私は本作を評価しない。もちろんキム姐さんが悪いのではなく、本作が悪い。キム姐さんの良さを引き出していない。生き生きとしたキム姐さんを見ることができない。私はキム姐さんが大好きである。なので本作を批判しなければならない。本作を見て「キム・ベイシンガーのファン」と言われる方は立ち去っていただきたい。
最初に見たのは「ブロンディー/女銀行強盗」。その時はキム姐さんの何たるかを知らなかったが、これは幸運であった。
本作とキム姐さんの関係はジェシカ・ラングに「キングコングの恋人」というイメージが付着してしまったのと同様の状況である。はたまたアン・バクスターと「イヴのすべて」。好きな女優ではないが、シガニー・ウィーヴァーと「エイリアン」シリーズ、オードリー・ヘプバーンと「ローマの休日」。
フリーマーケットで出会い、付き合い始めたジョン(ミッキー・ローク)はエリザベス(キム姐さん)に、愛情の表現としてではあるが、意地悪したり、困らせたりする。目隠ししたり、縛ったりする。どうもそれをセクシーと思う人もいるようである。「エリザベスもジョンの要求を悦んで受け入れることで新たな自分を見つけてゆく」⇒ありえないステレオタイプな表現ですな。
男の子が好きな女の子に(感情が素直に表現できないので)わざと意地悪するようなことがあるが、同じような幼児性を感じる。最後にジョンがエリザベスに振られてしまうのも当たり前である。
しかし職場の中での人間関係の表現は良い。こちらを引き延ばしてくれれば少しは良かったか?本作には原作があり、作者は女性となっているが、男性の偽装であるとも言われている。
別の言い方をすれば、最初に思いついたアイデアからの展開がないように感じる。アイデアレベルのものを主題にしてしまった。「これは良い!」と思って思考が停止したようである。見ていて退屈。
これを避けるには、ジョンとエリザベスの間にもう一つの関係を設定する。例えば二人は同じ会社で一緒に仕事をしているとする。できればルーティンワークでの関係ではなく、プロジェクトのようなものがよい。二人は目標達成のために一緒に頑張っている。その中に本作のような関係を描く。すると表現が生きてくる。
描きたいものをストレートに描く。それが逆効果。たとえて言えば、風景写真でターゲットをど真ん中に持ってくる。それはセンスがない。一目で「これはダメ」と言うことになる。真ん中から少し外すと良い写真になる。
もう私の言いたいことはお分かりだと思うが、年を取ってくると執念深くなる。「昨日にさようなら/Say Hello to Yesterday(1970)」(ジーン・シモンズ)も同じ間違いを犯している。夫も子供もいる女性(ジーン)に、大人になりかかった青年が恋をする物語だが、やはり女性と青年の間の他の関係がないので退屈である。一生懸命に映画を作っているのは分かるが、一捻り欲しいところである。
逆に成功例。「旅愁/September Affair(1947)」(ジョセフ・コットン、ジョーン・フォンテイン)。妻子がある経営者・技術者のデイヴィッド(ジョセフ)と独身のピアニストのマニーナ(ジョーン)が飛行機に乗り遅れた。しかしその飛行機が墜落して死亡と誤報。惹かれあった二人は死亡情報を放置して秘密の生活を送る。そのまま最後まで突っ走れば「ナインハーフ」や「昨日にさようなら」と同じになる。一緒に暮らしていて次第に退屈が忍び寄ってくる。そのタイミングで二人に仕事の再挑戦のきっかけが訪れる。これか転回点となる。「不倫をあまりにも美化している」との批判があるが、私は好きである。
どこかのサイトでキム姐さんが「この映画には出演すべきではなかったと言った」と読んだことがある。残念ながらそのサイトを記録しておくのを忘れた。
そのように書いてあったとしても、本当にキム姐さんがそういったのかは不明。どのような状況でいったのか、非公式な場所で友人にそっと言ったのかもしれない。またせっかく出演したのだから、どのように思っていようとも、そのような言動はすべきではないとも言える。
私見では、この言葉の真実性は疑わしい。しかし、私としてはとても納得できる言葉である。
なお、キム姐さんは「ボクシング・ヘレナ」という映画にいったんは出演の契約をして、その後拒否したために、訴えられて破産したと言われている。自分からではなく、オファーを受けたらしい。またキム姐さんの前にマドンナも拒否したらしい。マドンナが出ればよかったのに。あるいはシャロン・ストーンか?
「ボクシング・ヘレナ」の解説とレビューを見てみたが、これは出演してはいけない映画との印象を受ける。契約してしまったのは軽率である。また契約したのに拒否するのは「そこまでやるのか!」という気はする。
しかし「ボクシング・ヘレナ」は出演してはいけない映画である。キム姐さんならば、出演してはいけない映画である。キム姐さんもそのように判断したのだろう。「破産してでも出演してはいけない」と判断したのだろう。それは非常に納得できる。
キム姐さんの推薦作を挙げておく。よろしく。
・消えたセクシー・ショット - ヌード写真(実は高速道路の図面)が元でギャングに追い回されるが大反撃。
・あなたに恋のリフレイン - 歌手。運命の男性と結婚(4回)と離婚(3回)。結婚直前のチャーリーはヴィッキーのショーを見て我を忘れる。
・愛という名の疑惑 - 妹と共謀し、夫を殺して財産を奪う。偽装のために精神分析医を引き込む。必見の悪役。
・ブロンディー/女銀行強盗 - 息子を誘拐されて、銀行強盗を強要される。母親の愛情がよく表現されている。
・ゲッタウェイ - 夫や仲間とともに強盗。仲間割れして死闘。相手役は当時夫のアレック・ボールドウィン。
・永遠のアフリカ - 小さな子供を連れて再婚しアフリカに移住。雄大な自然、しかし過酷な気候、密猟者など。
・ブレス・ザ・チャイルド - 看護師。妹の子供を守るためにカルト集団と対決。
・トラブル IN ベガス - エルヴィスの衣装の男性が次々に怪死。エルヴィスの衣装を(着ないで)持った男性から好きになられて逃げ回る。
上記の他に「セルラー」。これはキム姐さんは誘拐される役なので活躍しないが、最初から最後まで緊迫した場面が連続している。非常によろしい。
それから、良い映画だが、入手困難なもの。
・キルジョイ/解剖室殺人事件(1981) - ローリー(キム)を争う二人の医師、そして殺人事件。ローリーを含め数人の容疑者。DVDなし、VHS入手困難。
・大金塊/Mother Lode(1982) - アンドレア(キム)は金鉱(金塊ではない)を追って姿を消した恋人を恋人の同僚と追いかける。カナダの山奥で30年間暮らす怪しい老人と会う。DVDなし、VHS入手困難。画面が暗いのが残念。
・マーメイドの祈り/The Mermaid Chair(2006) - ジェシー(キム)は母親がケガをしたとのことで故郷の島に帰る。母親はケガの原因を言わない。そして父親の死亡の秘密。日本語版なし。
女友達に貸してあげたのが戻って来なかった。(回し見でもして紛失したのか?)
数年前、DVDを検索したが販売されておらず、ほんとにガッカリしていた。
やっと見られる。嬉しい!
洋画DVDとしては高価だが、まあいいや。画質もVHSよりはマシだろう。
この作品、「エロ」が主たるテーマとして捉えられているようだが、
当時の私にとっては、ちょっとHなシーンが多い、お洒落な「雰囲気映画」だった。
あれから20年以上の時を経て、どんな感想を持つのか楽しみだ。
ラストは、「そんなことしてりゃ、いずれそうなるよね。」ってな内容だったが、
そのラストも含めて、スタイリッシュな映画だと捉えていた。
バブル期って、こういう「雰囲気映画」が乱発されていたが、
意外と意味のある作品も多かった気がする。(個人の感受性にもよるだろうが。)
そして、忘れたくても忘れられない、サントリーリザーブのCM。
ミッキー・ロークの色男ぶりが超絶!
あれに影響され、バレンタインでは男友達にwhiskey(もちろんリザーブ)を配るという、
軽薄行為を私にさせた、あの時のミッキー・ロークは凄い!
今は亡き父から、「こんなニヤけた男が好きなのか?」とガッカリされていた。
あー、今よりもっとアホだった自分も含めて全てが懐かしい。
これをきっかけに、キム・ベイシンガーのことも好きになった。
これは単なる「エロ映画」ではなく、意味のある「雰囲気映画」だと言いたい。
少なくとも、「軽い気持ちで肉体関係を持つのは絶対にやめよう。」と、
10代後半の私に強烈な警告を与えてくれた作品である。
【追記:9月9日】
観た。哀しくなった。哀しさと虚しさをスタイリッシュに表現した映画だ。エロ映画なんかじゃない。
ニルス&モルテン(NHKアニメ:ニルスの不思議な旅)コンビの吹き替えがいい味出してる。
特にモルテン(安原義人さん)の声が、こんなに色気たっぷりだったとは。
約2時間が、あっと言う間に過ぎた。また観よう。
あの頃は意味もわからず、真似るだけだったが、今はその意味がよくわかる。
情熱と葛藤の原点がここにあった。
大人の恋愛とその楽しみ方を学んだ映画だったなぁ。
これと似たようなことは、現在も脈々と受け継がれて行われています。断ち切ってジョンから離れたエリザベスは美しい。続編でそれをぶち壊しにする展開になっていましたが、それは考慮しません(笑)
デートDVという言葉が出てくる前の時代から、こういった恋愛という名の暴力はあったのだなというよい資料です。映像としては、ただただキム・ベイシンガーもミッキーロークも美しい。
リメイクされるならどんな配役でどんな監督なら良いかな?とかも考えると楽しいです。
大画面で観たい映画です。
ミッキー ロークのかっこよさに衝撃を受けました。
現在の彼も大好きですが、こんなに甘い男だったとわ。
あるイケメンにそそのかされ、彼にはまっていくエリザベス。
謎めいた彼に不振感を抱きながらも、彼に落ちていきます。
もともと、ピュアだったエリザベスは、彼の性癖にも答えるようになり、盗みまでしてしまぃす。
しかし、次第に彼の性癖はエスカレートしていき、エリザベスは、彼への不信感とピュアな心の狭間で精神的に不安になってしまいます。
エロスだと思っていましたが、全くそんなことはなく、ただ美しいです。
エリザベスも魅力的です。
最初は、彼に遊ばれているだけかと思いましたが、最後の彼の言葉が本心なのでしょうかね。
それにしても、ミッキーロークは素晴らしい
時折映るブルックリン大橋
セントラルパーク
どれをとっても絵になる
エイドリアンライン監督は
このニューヨークを愛している。
後半に今はなき世界貿易センターが映る
おそらくジョンの職場はそこであったろうに
戦争は美しい風景さえ一瞬にして消し去ってしまう。
もう二度とあのニューヨークにそびえ立つ二本の巨塔をみるとことはない。
あれ以来人類は憎しみと憎悪の世界を決定づけてしまった。
そう考えると、まだ貿易センタービルがあった当初は
ジョンやエリザベスのように人を愛するという心は
純粋であったかと思う。
人を愛し、ニューヨークを愛す、エイドリアンライン監督は
あの3.11をどう受け止めたかがいまさらながら気になる。
あとにも先にもミッキーロークといえばこの作品が
代表作。そして大ヒット作。
当初無名だったミッキー・ロークを採用した
エイドリアンライン監督の先見の明なのか、
もともとミッキー・ロークに実力があったかはさだかではないが、
ミッキー・ロークはエイドリアンライン監督に
足をむけて眠ることはできないであろう。