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リリイ・シュシュのすべて [Blu-ray]

4.2 5つ星のうち4.2 207個の評価

仕様
価格
新品 中古品
Blu-ray 通常版
¥2,900
フォーマット 色, ドルビー, Blu-ray, ワイドスクリーン
コントリビュータ 岩井俊二, 市原隼人, 市川実和子, 忍成修吾, 伊藤歩, 蒼井優, 大沢たかお, 稲森いずみ
言語 日本語
稼働時間 2 時間 26 分

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商品の説明

岩井俊二監督 待望の最新作「ヴァンパイア」公開にさきがけ、
「花とアリス」「四月物語」「リリイ・シュシュのすべて」を監督監修のHDリマスター、初ブルーレイ化でリリース!

僕にとって、リリイだけがリアル。
今まで誰も描けなかった十四歳の世界がここにある。

【STORY】
田園が美しいある地方都市。
中学二年の蓮見雄一は、かつての親友・星野にいじめられ、窒息しそうな毎日を送っている。
唯一の救いはカリスマ的歌姫リリイ・シュシュの歌声だけ。
自らが主宰するファンサイト「リリフィリア」の中にいるときだけが本当の自分でいられる瞬間だった-。

【CAST】
市原隼人
忍成修吾
伊藤 歩
蒼井 優
大沢たかお
稲森いずみ
市川実和子

【STAFF】
脚本・監督:岩井俊二
撮影:篠田 昇
音楽:小林武史 featuring CLAUDE DEBUSSY

発売元:ポニーキャニオン

(C)2001 LILY CHOU-CHOU PARTNERS

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988013216662
  • 監督 ‏ : ‎ 岩井俊二
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, Blu-ray, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 2 時間 26 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/9/5
  • 出演 ‏ : ‎ 市原隼人, 忍成修吾, 伊藤歩, 蒼井優, 大沢たかお
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (PCM)
  • 販売元 ‏ : ‎ ポニーキャニオン
  • ASIN ‏ : ‎ B008OB1TY8
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 207個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
207グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年9月17日に日本でレビュー済み
思春期の多感な時期に
自らに降りかかった不幸を恨み、他者へ鬱憤の矛先を向けた陰湿で凄惨な行為によって
踏み躙られ奪われる青春と一生、消えない傷を負う者達

苦しみを共にする者が、ひたすら苦しみ続け‥居なくなる…
耐え続けていた少年が、生きることへの支えにしていた僅かながらに唯一の存在さえ、奪おうとする限りなく苦しみを与え続ける者に下されるべき裁きは‥

少年少女たちにとって【リリイ】とは、
まるで女神のように目に映る存在なのか?
同じ時空を生きる人間に違いはないのは勿論とありつつ、眼を背けたい現実とは別次元の雲の上にいて欲しい存在なのか?
苦しみから逃れたい一心、と願いから救いを求め、彼女が発する波動のようなものに、ずっと触れていたい

他に何処に救いを求めたらいい…

誰にも胸の内を開かせずに、本心を曝け出せない彼等の置かれた心境を思うだけで、息苦しく生き地獄を生きる事の苦しみに、此方は無力に傍観して【リリイ】以前に手の届くこともなく、何もできることもない虚無を感じながら胸を締め付けられる…

どうか善良な少年を守り、悪しき歪みを持った少年の心根から受けた多くの苦渋を解放させる救いとなって欲しいと、願わずには報われないリアルな感触を抱く岩井俊二作品のなかでも、暗部を描いた鮮明な映像質感による鑑賞体験は以降、半年以上は頭からストーリーが離れない強烈な印象を受け、残した作品であった。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夕暮れ近くの田園風景

大人から見ると何事もない、
ごくありふれた穏やかな日常でしかない様に見える。

しかし、思春期のこの子たちにとっては、どうだろうか?

自分のか弱さに抗うかのように攻撃的になる者、
自分のか弱さを身を屈めて守る者、
その中間で、責められている者を、
嘲笑いながらも、か弱い自分の安全な場所を必死にさがす者・・・

成長期のホルモンがそうさせるのか?
覚えたての性欲のはけ口に苛立つからなのか?

とても野蛮で残酷で、まるで思春期の下着の中を
ぶちまけた様な途轍もなくグロテスクな映画である。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月4日に日本でレビュー済み
映画としては散漫な上に不必要なまでに冗長な作りで正直あまり面白くはなかったですが、
この作品が公開された翌年に中学に上がった身としては、2000年代初頭の微妙な空気感が妙に懐かしかったです。
(冒頭のバスジャックのニュースなんか、もろ佐賀県って言ってますもんね笑)

それにしても一枚の音楽アルバムをヘッドフォン付けて聴くという行為が珍しくなった今、若い世代が本作を観てどういう評価下すんだろうと少し気になります。
イントロすっ飛ばしたり、サビだけ聴いたりが当たり前らしいからなぁZ世代は…
2019年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を観た後にどうしても欲しくなり、購入しました。
殺人以外は私の中高時代に全て自分か身の回りの人間に起きたことが取り上げられているので、とても懐かしい感じすら覚えました。
ひたすら美しい田園風景が更に心をなぎ倒して引き裂いていくのが何とも言えない。
パッケージも綺麗なものが届いたので満足です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リバイバル上映で劇場まで見に行きました 購入したポスター(鉄塔と青空を背景にした蒼井優)は今でも大切に取ってあります

いじめ、恐喝、万引き、援助交際、レイプ、殺人、自殺を盛り込んで「14歳のリアル」と銘打ったこの岩井俊二監督の問題作の
封切り当時の評判はプロの評論家から平場の映画好きまで巻き込んでの賛否両論真っ二つ(キネマ旬報ベストテン7位/映画芸術ワーストテン2位)

ワーストに上げる人は嗜好の問題だから脇に置くとしても「名作の誉れ高くー」という評価にも違和感を覚える コレ、名作か? 根強いファンならいる 昔からずっといる 俺もその一人だ だが名作だからか? 違うだろう 岩井俊二の傑作なら「花とアリス」や「スワロウテイル」の方が完成度では上だ 近作の「リップヴァンウィンクルの花嫁」もこの作品よりもずっと良作だ ジュブナイル物の名作なら他にいくらでもある 「台風クラブ」とか「桜の園」とか 「時をかける少女」や「キッズ・リターン」もそうだ 最近なら「桐島、部活やめるってよ」もいい作品だった では何故コレなんだ どうしてコレが頭一つ抜けた名作判断になるんだ
 
劇場へ観に行った時から気になっているところがある 観客がどう贔屓目に見ても「若者」ではない 俺だって観に行った時はとっくに十代ではない 凡庸なただの一社会人だった そもそも作ったのはオッサンだ 岩井俊二(14さい)が撮ったんじゃない

コレは過ぎ去りし日々に、それも実際には無かったけどあったかもしれないハードコアな青春賛歌だ 間違いなくノスタルジアのオブラートでメンタルバリアされているからこその名作判断 賭けてもいい この映画をいい映画だと判断できるのは、あそこまですさまじく荒廃した学園生活を送ってない人達だ 俺と同じように多感な季節に退屈な日常しかなかったタイプのただの映画好きだ

「今の中高生こそこの映画を見て欲しい」なんて言説は当時からあったが無理言うなよと 多感な十代の内にこんなもん見ちゃったら感性の複雑骨折で一生ダメ人間になっちまうだろうが 十代で何も感じなかったらそれはそれで斜に構え過ぎだろう

この映画が好きだと即答する人は正直ダメなやつだと思ってます しかしこの映画を無価値だと断ずる人とは一生関わり合いになれません
だから俺はダメな人間なんだな 
89人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画館公開中に機会を逃し、DVD化されてから初めて鑑賞しました。田園地帯の広がる北関東の一地方を舞台にした美しい映像、劇中のみに登場するリリイの設定も洒落ていて、思わず唸らされた事を思い出します。今回のblue-ray発売を機に以前買ったDVDを買い直しました。ところで、どなたかにお聞きしたいのですが、最初の方で市原君扮する<蓮見>がイジメにあい強制オ◯◯ーさせられるシーンで忍成修吾扮する<星野>が既にイジメっコとして暗闇の中でタバコ吹かしてるシーン、その後、蓮見と星野が剣道部で出会い、友人となり、西表島に友人数人と夏休み旅行(ここである事件に遭遇し、星野の人格が変わるのですが)に出かけとstory進行する前に、既に蓮見を星野が虐めてるシーンがあり、とても気になりました。ここ、どういう解釈にすればいいのか不可解です。どなたか、御意見をお聞かせ下さい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても、悲しいお話でもありました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年4月15日に日本でレビュー済み
ラストのコンサート会場のシーンを見たとき
フェリーニの『
カビリアの夜 』(Le notti di Cabiria)や
甘い生活 』(La Dolce Vita)を思い出した。

これらの映画の中では,
聖母マリア出現の噂を聞きつけて
群集たちが集まってくるシーンがある。
将棋倒しのような混雑の中,
人々は奇跡の顕現を希求し,
病人たちはその病気の平癒を祈る。

しかし当然奇跡は何も起こらないし,
かえって命を落とすものまで出てくる。
そしてそこにはまるで涙のように雨が降っている。

本映画の中でも
群集たちがリリイ・シュシュ(劇中のミュージシャン)を探して
将棋倒しのような混乱が起こる。

しかし彼/彼女たちの「神」であり
カリスマであるリリイは
実際にはそこにはいないし,
やはりもちろん,何の奇跡も起こせない。

雄一(市原隼人)をその暗闇から救ってはくれないのだ。

そしてその混乱の中で一人の少年が死んでしまう。

この映画のラストには賛否があるようで,
私自身も釈然としない思いが残ったが,
以下のように解釈できると思う。

星野(忍成修吾)がハンドルネーム「青猫」だと判明したことで,
陰惨ないじめっ子の星野と,純朴ないじめられっ子の雄一が
実は「同じ、痛みの中にいる」(星野の書き込みによる)ことが
明らかになる。

星野は雄一のチケットを投げ捨てて
雄一に合図のりんごを持たせて,
コンサート会場の前に立たせることで,
「フィリア」(実は雄一)を待つ。

しかし雄一にとって,
星野が青猫である(同じ痛みを共有している)というのは
受け入れ難い事実である。
星野こそが雄一の痛みの原因なのだから。

そしてチケットを星野に捨てられることで,
「リリイという小さな神」との関係を最終的に断ち切られる。
あるいはそれは,「同じ痛み」をもった仲間たちとの関係が
ある種の錯覚であると思い知らされ,
断ち切られた瞬間であるともいえる。

リリイという神,
つまり「善なるもの」への希求と救いの手段が断ち切られた瞬間,
これまで抑圧していた(されていた)負の感情が雄一から噴出し,
即物的に星野(に入り込んだグロテスクな「悪なるもの」)を殺してしまった。
それが私の解釈である。

【追記】
非常に映像が美しい映画です。
日本の田んぼは,耕地面積も狭く,
送電鉄塔が真ん中に立ってたりするものですが
それをここまで
叙情的に美しく撮影できる監督は他にはいないでしょう。
「映像がきれいなだけで」とよく批判されてはいますが,
映像が美しいことだけでも評価しても良いと思います。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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