情無用のジャンゴ HDニューマスター スペシャル・エディション Blu-ray
フォーマット | 色, 吹き替え, 字幕付き, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | トーマス・ミリアン, フランシスコ・サンズ, フランコ・アルカッリ, ミロ・ケサダ, ピエロ・ルッリ, フランコ・デリ・コッリ, ジュリオ・クエスティ, ロベルト・カマルディエル, イヴァン・ヴァンドール 表示を増やす |
言語 | 日本語, イタリア語, 英語 |
稼働時間 | 1 時間 57 分 |
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商品の説明
TCE Blu-ray SELECTION
マカロニ・ウェスタンの代表作5タイトルを初Blu-ray化。
「続・荒野の用心棒」「荒野の1ドル銀貨」「怒りの荒野」「殺しが静かにやって来る」「情無用のジャンゴ」一挙リリース!
黄金の弾丸を持つ流れ者が辿り着いたのは
残虐かつ強欲な人間しかいない“不幸の町"だった・・・・・・!
<キャスト>(カッコ内は吹替声優)
トーマス・ミリアン(森川公也)
ロベルト・カマルディエル(雨森雅司) ミロ・ケサダ(小林清志) フランシスコ・サンズ(寺島幹夫) ホークス:ピエロ・ルッリ (飯塚昭三)
<スタッフ>
制作/監督/脚本:ジュリオ・クエスティ
脚本/編集:フランコ・アルカッリ 撮影:フランコ・デリ・コッリ 音楽:イヴァン・ヴァンドール
<映像特典>
・インタビュー集「DJANGO TELL!」[2002年制作/出演:ジュリオ・クエスティ、トーマス・ミリアン、レイモンド・ラヴロック]
・インタビュー映像(監督:ジュリオ・クエスティ)
・英語版予告篇 ・ポスター&チラシ・ギャラリー
<封入特典>
・初回生産限定封入特典 オリジナルブックレット
・初回生産限定仕様 特製アウターケース
16:9[1080p Hi-Def] スコープサイズ
音声1:オリジナルイタリア語(DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド)、音声2:英語(DTS-HD Master Audioモノラル)、音声3:日本語吹替(DTS-HD Master Audioモノラル)
イタリア語本編用日本語字幕、英語音声用日本語字幕、日本語吹替用字幕
◆本ディスク収録の映像・音声に関して
※最新のHDマスターを使用しておりますが、映像/音声共、一部に修復が困難なお見苦しい箇所がございます。
※英語版本編は、米国公開時にカットされたシーンではイタリア語に変わります。
※日本語吹替版は、現存するテレビ放映時の音声をそのまま収録しているため、放映時にカットされた部分は英語(またはイタリア語)音声と日本語字幕になります。
(C)1967 GIA Cinematografica S.r.l./Prototipo S.r.l.
発売:TCエンタテインメント/是空
販売:TCエンタテインメント
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語, イタリア語, 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 81.65 g
- EAN : 4571390728912
- 監督 : ジュリオ・クエスティ
- メディア形式 : 色, 吹き替え, 字幕付き, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 57 分
- 発売日 : 2012/12/5
- 出演 : トーマス・ミリアン, ロベルト・カマルディエル, ミロ・ケサダ, フランシスコ・サンズ, ピエロ・ルッリ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Mono), イタリア語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Mono)
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B008WYHNH4
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 129,984位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 718位外国の西部劇映画
- - 9,416位ブルーレイ 外国映画
- - 10,084位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
そして116分後『これはウェスタンじゃない。マカロニの雰囲気を持ったトーマス・ミリアンがカッコいいだけのくだらないDramaだ!』との思いしか
浮かびませんでした。
私の好きなコルブッチの一連の作品にしろ、やはり大好きな「真昼の用心棒」にしろ、マカロニに爽快感を求めるのはお門違いだという事はわかっています。
陰湿で暗く、血も涙も無い、凍るような冷たさを全編に漂わせている物語こそがマカロニだと思っています。
この作品も正にそういった物語なんですが、他の作品と決定的に違うのは主人公の活躍するSceneが皆無に等しいのです。
常時、鉢巻しているGunmanも珍しいんですが、腕が立つらしいのに、そのTechnicを全く見せないので観ている方はStress溜まります。
まぁ自分を裏切った連中への復讐劇も、自分が手を下す前に終わってしまっているんですから、何をかいわんやです。
例えば、ワルの首を吊ったRopeをKnifeで切るのではなく、早撃ちで切ったりすれば、マカロニらしさが出て良かったと思うんですが。
これまた評判の残虐Sceneですが、今観ると、さほどでもありません。
唯、怪我人の傷口に指を突っ込んで掻き回すSceneやIndianの頭の皮を剥がすSceneは今観ても、ぞっとします。悪趣味ですね。
特典映像にも観るべきものが無く、正直言って買って損しましたね。
多少こわい場面もありますが、昭和四十一年現在ですから心配いりません。
善人は一人も登場せず、西部の掟を平気で踏みにじり、アメリカ製なんぞクソくらえでございます。特記したいのは日光素晴らしい原野でジャンゴの馬狩り。暴れ馬を捕まえ鞍をつけ、身体磨いて一丁あがり!
黄金の弾丸、金の奪い合い、わざとらしい、かったるいガンファイト。
傑作。残念だったのはビスタサイズでやって欲しかった。
ウェスタン好きの方、みんな見ましょう😊
当時、グァルティエロ・ヤコペッティ監督の「世界残酷物語」を皮切りに残酷物が流行っていました。ジュリオ・クエスティ監督もイタリア国内で残酷物にインスパイアされたのでしょう。日本の売り出し方は残酷を表に出した煽り方で中学生だった私を十分に興奮させました。レイモンド・ラブロックの出演のことは、ずっと後のビデオテープでのレンタルが始まった頃でした。
とにかく、良い画質で観賞出来るのは素晴らしいことです。
「続・荒野の‥」「血斗の‥」「群盗‥」「情け無用の‥」は、4大宝物です。
他のマカロニ作品とは趣が異なる風変わりな作品であり、主演はトーマス・ミリアン、
そして共演者の一人レイモンド・ラヴロックの(実質的な)デビュー作でもある。
幻想、怪奇、シュルレアリスム、同性愛やサド&マゾ、人種差別、拷問・拉致、動物虐待、暴力的表現、
残虐行為、露骨な残酷描写、ホラー風味、難解で意味不明な展開の連続に好みが分かれる作風である。
<強烈に観る人を選ぶカルト映画の1本である。>
ドキュメンタリーを撮っていたクエスティ監督は、過去に戦争を通して本物の恐怖を体験し、
その実戦経験を活かし、随所に様々な防戦防衛攻撃の為の工夫が凝らされている。
一度死んだはずの人間が復活するという吸血鬼のような冒頭場面が印象的で、
土の中から一本の手が突き出て、ブルブルと痙攣する描写は、まさに怪奇映画のようだ。
マカロニ・ウェスタンの醍醐味の一つは徹底した銃撃戦、リアルで、残酷な撃ち合いにある。
アメリカ西部劇の常識や定型、様式を打ち壊し、過剰な暴力や流血を規制していたハリウッドでは、
絶対作れない作風であろう。すなわち一種の「掟破り」である。
本作が他の作品と決定的に違うところは、主人公が派手に撃ち捲り、活躍する場面が殆どないという事。
主人公の「流れ者」(名無し)を演じたトーマス・ミリアンによると、路線が違ったが、
これは頭を使ったアクション監督作(映画)だと語っている。狙いは別なところにある訳だ。
製作当時としては、過激な暴力描写、残酷場面が炸裂し、話題となった作品だった。
例えば、重症を負った男の腹を裂き、数人が寄って集って手を突っ込み、金の弾丸を取り出す場面や、
インディアンの頭皮を剥ぐ拷問私刑の場景などが、凄惨な光景として有名である。
<勿論、現在の映画と比較してはいけません。飽く迄も、当時の感覚です。>
サブリミナル効果を使った目紛るしいカット割りやアングルなどが独特の世界観を醸し出し、
地獄絵図ような奇怪な雰囲気が漂う。圧巻は、業火の高熱で溶けた金塊を頭から浴び、
顔面ドロドロで絶叫する男(「黄金仮面」や「溶解人間」を彷彿とさせる)の光景である。
怪奇モンスター映画並みの描写で、ハマー・フィルムから影響を受けた演出も見受けられる。
登場人物の殆どが、欲望によって醜く歪められた人間たちであり、町は悪の巣窟と化している。
真面な人間は、インディアンの二人と、囚われの女と、何処か同性愛者を匂わせる、
という純粋な青年(レイ・ラブロック)くらいであり、差別主義を暴露する問題含みの設定。
周囲の人間は魑魅魍魎と化した悪党だらけ。然も次々と死んでいく。止めどない殺人と死の連鎖。
丸でキリストの復活を意識した主人公「流れ者」の地獄めぐりのようなストーリー展開・構成。
ジュリオ・クエスティ監督は、本作で何を言いたかったのか、伝えたかったのか。
それは、本ディスク収録の特典映像のインタビューで、クエスティ監督が自らの言葉で語っている。
トーマス・ミリアンやレイモンド・ラヴロック達の当時を回想する非常に感慨深いインタビュー映像も豊富にある。
本作は、終末感が漂うシュールで不条理な世界観を織り込んだマカロニ・ウェスタンと、
ファンタジー・ホラーの融合したような作品で、尚且つ前衛的な実験映画の傑作だと思う。
ちなみに、アレハンドロ・ホドロフスキーの「エル・トポ」(70)は、本作の影響下で作られたという事は言うまでもない。
カッコいい西部劇を期待してはイケナイ
B級映画として観るなら良作。オススメできるぞ
一見ストイックなヒーローだが、人妻に色目使いアタック。
理解不能な主人公。
でもつまらなくはない。
インディアンに助けられ、裏切り者達を追って不幸の町へ辿りつくが・・・
1967年イタリア=スペイン合作。マカロニ・ウエスタンとは1960年代中頃
からイタリアで作られた西部劇の総称で、本家アメリカの西部劇はガン・ファイト
が最大の見せ場なのに対し、本作は大量の血糊をブチまけて凝縮させ、加えてリン
チ場面に象徴される残酷描写は当時、過剰な暴力や流血を規制していたハリウッド
では絶対作れない性質の作品だった。ハリウッド特有の正義も法も開拓者精神もな
い、あるのはひたすら殺し合いと金や黄金への執着心、そして復讐へのエネルギー
精神だけ。ここが本作の最大の魅力と言えます。集団絞首刑、馬の贓物露出、頭皮
はぎ、ホモ・セクシャル、密通、拷問など酸鼻極まる残酷描写の連打連撃は時には
シュールな味すらかもし出しています。残酷描写は現在と比べるのは酷というもの。
当時の観客には新鮮に写ったのでしょう。大怪作マカロニ・ウエスタン映画。★4個。