宇宙戦艦ヤマトの音楽集といえば、最初から最後までコロムビアだと思っていたが、ヤマト2199の音楽集CDはバンダイビジュアルの子会社のランティス。この会社アニメ音楽の制作には定評があるがポップス系がメインであり、クラシック系のサントラは初めてだったのか、音楽集その1とその2ではトランペットなどの音割れやがひどく、肝心な盛り上がりでは音が潰れてしまっていた。
このブルーレイは、同じマスターテープからコロムビアのエンジニアがマスタリングして45分の音楽集にしたもの。
音楽集CDと聴き比べると一目瞭然。例えば真っ赤なスカーフのハーモニカ曲でそれがよく分かる。サントラ盤CDでは終始、音がビリビリして聞けたものではなかったが、このブルーレイではそんなことは全くない。
要するにアニメ作品劇伴のために作成されたマスターテープはまともだったが、ランティスがサントラCD作成のためにマスタリングした時点で、余計な過度の音圧の増強が施されて、聞くに堪えないCDになってしまったことがこれでハッキリと証明されてしまった。
ちなみにこのブルーレイ用の音声マスタリングは、日本コロムビアの山下由美子という女性エンジニアの担当。調べてみると、このエンジニアは、現在進行中の「YAMATO SOUND ALAMANAC」シリーズのマスタリングも担当している。その他のアニメ作品だけではなく、本格派のクラシック音楽のリマスターも担当している。
10年以上前にリリースされたヤマト関連の音楽集CDと聴き比べると、SOUND ALAMANACのマスタリングでは、音像が細部まで明瞭になっていると同時に、音のボリュームもアップしているが、2199音楽集のように音割れしない範囲でとどめている。一方でこのブルーレイでは、残響が増え、やや音が丸くなり、2199音楽集に比べると刺激が足りなくなっている、と感じる人もいるかもしれない。
YAMATO SOUND ALAMANACのマスタリングの素晴らしさはすでに他の多くのレビュアーによって指摘されていると思う。マスタリングによってここまで音が変わるのかということを実感させられる。このブルーレイをわざわざサントラとは別のマスタリングスタッフでリリースしたことに、コロムビアが30年という長いあいだ、この作品と関わってきたつよいこだわりを感じる。
このブルーレイは、物語で言えば、シリーズ全体の途中でリリースされたものなので、後半の宮川彬良の新曲群は収録されていない。ただ、劇場で公開された第7章の24話で使用された「イントロの長い元祖ヤマトのテーマ」のワンコーラスヴァージョンは最後に収録されている。後半の曲も是非このマスリタリングで聞きたいのでシリーズはぜひ継続してほしいものです。
テレビの画面を消して音声だけで楽しむことをおすすめします。
MV SERIES(ミュージックビデオ シリーズ)宇宙戦艦ヤマト2199【Blu-ray】
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フォーマット | Blu-ray, 色 |
コントリビュータ | V.A. |
ディスク枚数 | 1 |
稼働時間 | 45 分 |
出版日 | 2013/7/24 |
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発売日 | 2013/7/24 | 2014/2/26 | 2013/7/24 |
商品の説明
宇宙戦艦ヤマト2199を彩る音楽世界を存分に堪能出来るミュージックビデオ発売決定!
2013年4月7日よりMBS・TBS系列全国28局ネットにて絶賛放送中の「宇宙戦艦ヤマト2199」のダイジェスト映像と劇伴BGMを収録した、BGV作品です。
映像には「宇宙戦艦ヤマト2199」のダイジェスト映像を使用し、音楽にはBGMのオリジナルマスターをリマスタリングして使用した今作は、
33年ぶりにテレビシリーズ放送を開始した「宇宙戦艦ヤマト」を彩るヤマトサウンドの新たなる歴史の1ページとなること間違い無し!
登録情報
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 80 g
- EAN : 4988001749509
- メディア形式 : Blu-ray, 色
- 時間 : 45 分
- 発売日 : 2013/7/24
- 出演 : V.A.
- 販売元 : 日本コロムビア
- ASIN : B00CRKLG72
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 147,611位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 346位ブルーレイ ドキュメンタリー
- - 941位アニメ・ゲーム音楽DVD
- - 5,700位ブルーレイ ミュージック
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先ほど観(聴き)終わりました。 拙宅はアナログ時代のスピーカーとデジタル機器を組み合わせ あまり金額を掛けていない5.1chサラウンドシステムを組んでいます。 既に発売されていたヤマト2199サントラCDや本編BDの、どれと比べても次元の違う音質の良さです。 新たに録音し直したとは思えませんので、オリジナルサウンドトラックと同じ音源なのでしょうが 聴いていて音圧が桁違いに素晴らしく、サントラで気になったTPの音割れも軽減され さらにベースラインの低音域はバンっと前に出てきています。 流石にずっとヤマトの音楽を手掛けて来た会社の製品だなと思います。
2014年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■2199については、私には音質がいいと思われます。映像も考えているなと、楽しめましたよ。お徳感はありましたね。
2013年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この商品のレビューですが、視点(重要視する点)で評価が大きく変わるので、大まかに4つの視点(1.楽曲/2.映像/3.音質/4.その他構成)からレビューします。
1.楽曲(★★★★)
ランティスから既売のオリジナルサウンドトラック(以下OST)のパート1に収められている楽曲とほぼ重なっています。OSTでは一曲がかなり短いですが、こちらに収められている曲はそこそこ長くなっていて(それでも短めではありますが)尻切れトンボみたいにはなっていません。また、曲目も印象的な曲はほぼ入っているのでそこそこ楽しめるのではないでしょうか。特に大志(OSTでのタイトル)などは後半の盛り上がるところなんかは気に入りました。
2.映像(★★★)
実際のドラマの部分で使用する場面と同じようなところで使用しています(一部全然違う部分もあります)。映像に関しては特に印象には残りませんでした。可もなく不可もなくといったところでしょうか。
3.音質(★★)
さて、問題の音質です。ひとつ言えることはランティスのOSTと比べれば格段に良いです。ただしあくまでOSTとの比較(相対評価)であって手放しで「素晴らしい!、さすがコロンビア!」とは残念ながら思えませんでした。やはりマスタリングの技術だけでは(録音品質が悪い)どうにもならなかったようです。確かに、ここに収められているフォーマット(24bit96khz)はCDのそれ(16bit44.1khz)よりは良いですが、元(録音品質)が悪ければフォーマットが良くなったところで音質も飛躍的には良くなるわけでは無い、ということでしょう。特にトランペットの高音部分などはかなりがさついた(所謂音割れ?)音に聞こえます。私の中でヤマト音楽のベンチマークはアルナマックシリーズの「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」ですが、それには遠く及ばないと感じます。36年前の録音に劣ってしまうという現実が悲しくなります。
因みに私の視聴環境は
ユニバーサルプレーヤー:マランツ UD7007
ヘッドホンアンプ:Nモード X-HA1
ヘッドホン:オーディオテクニカ ATH-AD2000X
です。
※7/29追記
音質に関してはそこそこ厳し目のレビューとしましたが、特に音質にはこだわらない方で、且つ、BRハードディスクレコーダー等をHDMI(デジタル接続)でTVに直に接続する環境であればそれほど不満には感じないのでは?と思います(試しました)。音楽BRソフト(特にクラッシック)などをそこそこのAVシステム、ピュアオーディオシステムを組んで視聴する環境を有する方には★二つ以下の評価となる、と思います。
4.その他構成(★★)
他のMVシリーズというものを購入したことがないので良く分からないのですが、この商品には解説書が入っていません。映像付きだからソフトの中身に曲名ぐらいは入っているのかな?と思って再生したところ曲名も入っていませんでした。まあ、私のような他のヤマトのソフトを何枚も買うようなタイプであれば曲名がわからなくてもそれほど不自由しませんが、ヤマトの音楽が気にって、初めてヤマトの音楽ソフトを購入した人などはちょっと困るかもしれません。ちょっと不親切という印象です。これは音楽が売りなんだから楽曲と音質で勝負だ!と言うのであれば「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」を凌ぐ音質にしてほしかったです。例えて言うのであれば麺とスープだけで勝負しているラーメン屋のラーメンが、麺とスープも普通(不味いわけではないが特に美味しいわけでもない)のものを食べたあとのような感じです。普通なのであればチャーシュー1枚、メンマ少々、海苔1枚、ぐらいは欲しいです。
以上から総合評価は★合計11個÷4=2.75個(四捨五入で★三個)といったところです(ちょっと甘いかな?)
1.楽曲(★★★★)
ランティスから既売のオリジナルサウンドトラック(以下OST)のパート1に収められている楽曲とほぼ重なっています。OSTでは一曲がかなり短いですが、こちらに収められている曲はそこそこ長くなっていて(それでも短めではありますが)尻切れトンボみたいにはなっていません。また、曲目も印象的な曲はほぼ入っているのでそこそこ楽しめるのではないでしょうか。特に大志(OSTでのタイトル)などは後半の盛り上がるところなんかは気に入りました。
2.映像(★★★)
実際のドラマの部分で使用する場面と同じようなところで使用しています(一部全然違う部分もあります)。映像に関しては特に印象には残りませんでした。可もなく不可もなくといったところでしょうか。
3.音質(★★)
さて、問題の音質です。ひとつ言えることはランティスのOSTと比べれば格段に良いです。ただしあくまでOSTとの比較(相対評価)であって手放しで「素晴らしい!、さすがコロンビア!」とは残念ながら思えませんでした。やはりマスタリングの技術だけでは(録音品質が悪い)どうにもならなかったようです。確かに、ここに収められているフォーマット(24bit96khz)はCDのそれ(16bit44.1khz)よりは良いですが、元(録音品質)が悪ければフォーマットが良くなったところで音質も飛躍的には良くなるわけでは無い、ということでしょう。特にトランペットの高音部分などはかなりがさついた(所謂音割れ?)音に聞こえます。私の中でヤマト音楽のベンチマークはアルナマックシリーズの「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」ですが、それには遠く及ばないと感じます。36年前の録音に劣ってしまうという現実が悲しくなります。
因みに私の視聴環境は
ユニバーサルプレーヤー:マランツ UD7007
ヘッドホンアンプ:Nモード X-HA1
ヘッドホン:オーディオテクニカ ATH-AD2000X
です。
※7/29追記
音質に関してはそこそこ厳し目のレビューとしましたが、特に音質にはこだわらない方で、且つ、BRハードディスクレコーダー等をHDMI(デジタル接続)でTVに直に接続する環境であればそれほど不満には感じないのでは?と思います(試しました)。音楽BRソフト(特にクラッシック)などをそこそこのAVシステム、ピュアオーディオシステムを組んで視聴する環境を有する方には★二つ以下の評価となる、と思います。
4.その他構成(★★)
他のMVシリーズというものを購入したことがないので良く分からないのですが、この商品には解説書が入っていません。映像付きだからソフトの中身に曲名ぐらいは入っているのかな?と思って再生したところ曲名も入っていませんでした。まあ、私のような他のヤマトのソフトを何枚も買うようなタイプであれば曲名がわからなくてもそれほど不自由しませんが、ヤマトの音楽が気にって、初めてヤマトの音楽ソフトを購入した人などはちょっと困るかもしれません。ちょっと不親切という印象です。これは音楽が売りなんだから楽曲と音質で勝負だ!と言うのであれば「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」を凌ぐ音質にしてほしかったです。例えて言うのであれば麺とスープだけで勝負しているラーメン屋のラーメンが、麺とスープも普通(不味いわけではないが特に美味しいわけでもない)のものを食べたあとのような感じです。普通なのであればチャーシュー1枚、メンマ少々、海苔1枚、ぐらいは欲しいです。
以上から総合評価は★合計11個÷4=2.75個(四捨五入で★三個)といったところです(ちょっと甘いかな?)
2013年7月4日に日本でレビュー済み
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宇宙戦艦ヤマトのミュージックを聞くと、脳のドーパミンが活性化され、心が高揚してきますね。
私も、ヤマトの搭乗員になった気分になります。是非聞いて脳の活性化してみてくださいね。
発売日が、楽しみです。^^V
私も、ヤマトの搭乗員になった気分になります。是非聞いて脳の活性化してみてくださいね。
発売日が、楽しみです。^^V
2014年7月31日に日本でレビュー済み
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この製品、第二段、三段が計画されていたとこの[Blu-ray]をみて感じました。 この製品の売れ行きが芳しくなく、それ以降の製品の販売計画は取りやめになった物と推測されます。一度シリーズ物を計画したらキチンと最後まで販売してください。
と言う訳で取り残された一2199ヤマトファンは評価を大きく下げます。
と言う訳で取り残された一2199ヤマトファンは評価を大きく下げます。
2013年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ランティス版のサウンドトラックであまりの音圧の強さにヤマトサウンドに対する冒涜かと感じ、MVシリーズに期待して購入しました。
曲目については他の方のレビューに記載があったので、内容と音質面についてレビュー記載します。
再生環境:
プレイヤー:PS3(接続HDMI)、ANアンプ:マランツNR1603、スピーカー:audio pro BLACKPEARL V2
音声トラック:
リニアPCM、24bit/96kHz 2chステレオ
音声トラックのスペックのみで言うとハイレゾ音源に分類されるビットレートとなります。よってランティス版O.S.T.、ヤマト音楽団 大式典2012のCD音源とは音のヌケ、きめ細やかさは別格の音質になっています。音圧も変に強め・歪められていないため、種別はMVですがサウンドトラックの代わりとして聞く分には申し分ない水準のものとなっています。
ビットレートは、音楽トラックはリニアPCMのため4.6Mbpsで固定、BD全体のビットレートは38〜40Mbpsで推移しており他のBDソフトとくらべて高い水準となります。曲のBGVについても見応えのある場面が編集されており、個人的にはコスモタイガー(Wan・Dah・Bah)は感涙ものでした。一方、ランティスとの版権の関係でしょうが、ささきいさおによる宇宙戦艦ヤマトや真っ赤なスカーフが収録されていないのは致し方なしなのでしょうか。
また、全23トラックで46分しか無いため、それぞれの曲については少し尺が短く1曲1曲があっさりした感じで、第式典2012ほどの満足感が無いのが-1評価としています。
惜しむらくは、せっかくのハイレゾ音源にもかかわらず、BDであるがゆえにハイレゾ対応のポータブルオーディオ機器で持ち出せないというです。
全体の出来としては、音へのこだわりの日本コロムビアの名前に負けないMVに仕上がっていると思います(かつ売値ではCDとほぼ同じ金額ですし)。
BDで音楽再生を聞ける環境をお持ちの方は、大音量でヤマトサウンドを楽しむというのが、この商品に一番あっていると思います。
曲目については他の方のレビューに記載があったので、内容と音質面についてレビュー記載します。
再生環境:
プレイヤー:PS3(接続HDMI)、ANアンプ:マランツNR1603、スピーカー:audio pro BLACKPEARL V2
音声トラック:
リニアPCM、24bit/96kHz 2chステレオ
音声トラックのスペックのみで言うとハイレゾ音源に分類されるビットレートとなります。よってランティス版O.S.T.、ヤマト音楽団 大式典2012のCD音源とは音のヌケ、きめ細やかさは別格の音質になっています。音圧も変に強め・歪められていないため、種別はMVですがサウンドトラックの代わりとして聞く分には申し分ない水準のものとなっています。
ビットレートは、音楽トラックはリニアPCMのため4.6Mbpsで固定、BD全体のビットレートは38〜40Mbpsで推移しており他のBDソフトとくらべて高い水準となります。曲のBGVについても見応えのある場面が編集されており、個人的にはコスモタイガー(Wan・Dah・Bah)は感涙ものでした。一方、ランティスとの版権の関係でしょうが、ささきいさおによる宇宙戦艦ヤマトや真っ赤なスカーフが収録されていないのは致し方なしなのでしょうか。
また、全23トラックで46分しか無いため、それぞれの曲については少し尺が短く1曲1曲があっさりした感じで、第式典2012ほどの満足感が無いのが-1評価としています。
惜しむらくは、せっかくのハイレゾ音源にもかかわらず、BDであるがゆえにハイレゾ対応のポータブルオーディオ機器で持ち出せないというです。
全体の出来としては、音へのこだわりの日本コロムビアの名前に負けないMVに仕上がっていると思います(かつ売値ではCDとほぼ同じ金額ですし)。
BDで音楽再生を聞ける環境をお持ちの方は、大音量でヤマトサウンドを楽しむというのが、この商品に一番あっていると思います。
2013年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それぞれのシーンにあった場面が甦ってきます。是非、見たください。