映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ Blu-ray 特別版
フォーマット | Blu-ray, 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 石井裕也, 石橋静河, 池松壮亮 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 48 分 |
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商品の説明
『舟を編む』の石井裕也監督最新作。
2017年、渋谷、新宿。二人は出会う。東京の片隅で、信じられるものを探しながらやさしく生きよう
とする若い男女を描いた、最高密度の恋愛映画!
[セールスポイント]
●08年に当時女性では最年少の21歳で中原中也賞を受賞するなど、「いま最も新しい表現者」として
注目される詩人・最果タヒ。16年5月に発売され、現代詩集としては異例の累計31,000部を売り上げ
た「夜空は最高密度の青色だ」が映画として生まれ変わる。
●詩をドラマとして表現することに挑んだ脚本・監督は13年『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀
作品賞をはじめ数多くの賞を受賞した、石井裕也。
●ヒロインの美香に抜擢されたのは新人・石橋静河。看護師をしながら夜はガールズバーで働き、不
安と孤独と不機嫌を胸の奥に抱えている美香を全身で演じきる。そんな美香と出会う慎二に池松壮亮
。工事現場で働きながら、社会に適応しきれない自分にもがく青年の姿を、稀有な存在感で演じる。
●死の予感ばかりがあふれている息苦しい現代の東京で、自分の居場所を見失った二人が、互いに向
き合って初めて見つける希望。石井裕也の最高傑作との呼び声が高い、優しくいとおしい、最高密度
の恋愛映画が誕生した。
[内容解説]
看護師として病院に勤務する美香(石橋静河)は女子寮で一人暮らし。日々患者の死に囲まれる仕事
と折り合いをつけながら、夜、街を自転車で駆け抜け向かうのはガールズバーのアルバイト。作り笑
いとため息。美香の孤独と虚しさは簡単に埋まるものではない。
建設現場で日雇いとして働く慎二(池松壮亮)は古いアパートで一人暮らし。左目がほとんど見えない
。年上の同僚・智之(松田龍平)や中年の岩下(田中哲司)、出稼ぎフィリピン人のアンドレス(ポール
・マグサリン)と、何となくいつも一緒にいるが、漠然とした不安が慎二の胸から消えることはない
。
ある日、慎二は智之たちと入ったガールズバーで、美香と出会った。美香から電話番号を聞き出そう
とする智之。無意味な言葉を喋り続ける慎二。作り笑いの美香。 店を出た美香は、深夜の渋谷の雑
踏の中で、歩いて帰る慎二を見つける。
「東京には1,000万人も人がいるのに、どうでもいい奇跡だね」。
路地裏のビルの隙間から見える青白い月。
「嫌な予感がするよ」。「わかる」。
二人の顔を照らす青く暗い光。
都会で生きづらさを抱えつつも、懸命に生きるすべを模索する二人。
不器用でぶっきらぼうな二人は、近づいては離れていく・・・
[特殊内容/特典]
◆仕様:・アウターケース+デジパック仕様
◇封入特典:ブックレット(24P)
◇特典映像
・本編DISC:予告編集
・特典DISC:メイキング インタビュー集
イベント映像集
※特典映像の内容は変更の可能性があります。
[スタッフキャスト]
【出演】
石橋静河
池松壮亮
佐藤玲
三浦貴大
ポール・マグサリン
/
市川実日子
/
松田龍平
/
田中哲司
【スタッフ】
監督・脚本:石井裕也
原作:最果タヒ(リトルモア刊「夜空はいつでも最高密度の青色だ」)
エンディング曲:The Mirraz「NEW WORLD」
撮影:鎌苅洋一
照明:宮尾康史
録音:加藤大和 高須賀健吾
美術・装飾:渡辺大智
編集:普嶋信一
音楽:渡邊崇
写真:大森克己
アニメーション:松丸翔
衣裳:立花文乃
ヘアメイク:豊川京子
音響効果:柴崎憲治
VFXプロデューサー:赤羽智史
助監督:石井純
製作担当:栗林直人
キャスティング:福田真弓
製作渉外:藤田充彦
海外担当:荒木啓子
宣伝プロデューサー:中野朝子
企画:孫家邦 菊地美世志 赤須恵祐
プロデューサー:有賀高俊 土井智生 五箇公貴
製作プロダクション:フィルムメイカーズ リトルモア
製作:テレビ東京 東京テアトル ポニーキャニオン 朝日新聞社 リトルモア
配給:東京テアトル リトルモア
[発売元]
ポニーキャニオン
[クレジット表記]
(C)2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 200 g
- EAN : 4988013441392
- 監督 : 石井裕也
- メディア形式 : Blu-ray, 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 48 分
- 発売日 : 2017/11/15
- 出演 : 池松壮亮, 石橋静河
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (PCM)
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B075KF8YBZ
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 75,110位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 691位日本のラブロマンス映画
- - 734位日本の青春映画
- - 2,057位ブルーレイ 日本映画
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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原作者の最果タヒさん曰く「願わくば一人でも多くの方にこの映画を観て欲しい」と。
原作者にここまで言わしめる映画って、なかなかないのではないか。
主人公の慎二の誠実さ、優しさに触れるといつも「自分は周りの人にちゃんと優しくできているかな」と振り返る気付きを与えてくれる。
本当に優しい気持ちにさせてくれる良い映画です。なんとも言えないエモーショナルな空気感が、たまらない。
本編もさることながら、エンドロールで完全に心を奪われました。
石井監督、いつも感動をありがとう。
またしても。この映画を観た直後にに池松壮亮のナレーションをNスペ『失踪』で聞いてしまった。
ここんところこんな偶然が重なる。これは“引寄せの力”に通づるものなのだろう。より多くの刺激を受ければ(より分子を大きくすれば)÷世の中に存在する刺激(一定量の刺激)の数値は大きくなるという原理なのだろう。
さて、映画の印象だけど1日経過してこの映画を思い出そうとしているのだけど、どうにも映画のあとに観た『失踪』の印象が混ざってしまってストーリーが映画を観た直後の閉塞感に更にどうしようも無さが増幅されちゃったように思えてならない。
石橋静河は看護師とガールズバーのダブルワーク、池松壮亮は継続して働くことが約束されていない3Kの代表の様な工事現場働く。
死を多く目にする東京の街をのなかで、ふたりは偶然に出逢い、引寄せられていく。
彼らの言葉は、ストーリーを描くためのものというよりも、そのシーンごとに背景を切り替えていくようでもあり、観る者の心を言葉をとおして、ふたりの世界に引き込んでいくようでもある。(台詞ではなく、死を紡いでるようだ)
お互いを“自分たちは変なヤツ”であることを認めているふたり。
それは彼らの生活や存在が特殊だからじゃない。同世代の若者の誰もが感じている将来の不安や孤独、閉塞感を、言葉にしてしまうところであり、それと向き合ってしまうところにある。そういった言葉を口にしたり、声だかに叫ぶヤツは、“ウザイ”し“カッコ悪い”と切って捨ててしまう多くの同世代は、この閉塞感とは向き合わない。だから石橋静河や池松壮亮は“変なヤツ”と括られてしまう。
松田龍平に「うるさい!黙ってろ!」と言われ、妹に「お姉ちゃん。何かあったの?」「変だよ。そんなんじゃ…」と言われるふたり。
石橋静河の周囲はけっして、彼女が描くような閉塞感漂う世界とは思えない(いくらでも豊かな世界を覗くことができるチャンスがある)けれど、彼女自身がどんどんその孤独、不安を手繰り寄せていく。
池松壮亮の置かれた環境は経済的にはかなり深刻なんだけど、彼は物理的な貧しさで卑屈になるわけではない。ただ、ときおり襲ってくるどうしようもない孤独感に耐えられなくなって、この世の中を一緒に生きる同士である石橋静河を求めてしまう。
このふたりの寄り添う姿はぎこちないのだけれど、惹かれるものがある。
私はバブルも経験した。「明日は必ず今日より豊かになる」という約束された幻想の時代を生きたこともあった。だから、この今の閉塞感をその当時の世の中の空気感と比較対象しながら感じてしまう。
石橋静河や池松壮亮はものごころついた時から、この閉塞感のなかを生きている、だからどんどん空気が薄くなって息苦しさを感じても耐えていけるきっと。
確かに、「明日はまた空気が薄くなる」という時代しか知らないのはこの時代に生まれてきた悲劇と見る者もいるが、
「明日は今日よりも豊かになる」と明るい未来を観続けてきた男が体も頭も自由が利かなくなってから「こんな薄くなった空気の中では生きられない」と嘆く絶望感も耐え難いぞ
きっと。
ここは比較の問題じゃないけど、“時代”というものに纏わり付くイメージは変わるものだ。
ことにその時代のなかにいるときに感じるイメージと、過ぎてから眺めたときのイメージは大きく違う。歴史的な変遷のなかに据えたときには、振り返ったときの視点や状況によっても違う。
(そんな生きてもいない時空間のことを言っても無意味だという声が聞こえてもくるけど、生きるってそういう普遍的な価値が支えなんだよ)
ただ、言えることはどんな時代、どんな世の中も、生きてきた人間がいたから今があり、自分があるということだけが事実なんだ。
自分の信じること。その支えとなる自分を磨き続けることが尊い。
石橋静河は抑制の効いた良い存在感だった。
(石橋凌と原田美枝子の娘)
池松壮亮はいつもながら、ナチュラルで良かった。
恥ずかしくなるような台詞、陳腐なストーリー、要所要所でポイントになるストリートミュージシャン、ありふれたロケ地
正直、最後まで見るのが苦痛でした
せめて、「さよなら歌舞伎町」みたいな映像美があればよかったのですが・・・
良い点を挙げるなら主演女優が普通っぽいのでリアリティあるくらいです
若い世代なら感じ方も違うのでしょうが、オッサンにはキツい映画
この監督は大作より、このような低予算映画でこそ、力量を発揮する省エネ表現者だと思われる。
それにしても最果タヒ(ペンネーム? 止めて欲しいなあ)の詩集から、監督が単独でこんな脚本を書いてしまうとは。
社会的に決して恵まれてはいない人々にスポットを当て、丁寧に心象風景を描いた地味~な佳作。
主演二人のキャラクター設定もさることながら、出番の少ない松田龍平と田中哲司が扮する、智之と岩下さんの呆気無さ過ぎる存在感が侘び寂びを喚起、とても好感が持てる。
しかし、成功した『舟を編む』の前、当方が勝手に思っている“逆境駄目男女悲喜劇三部作”『川の底からこんにちは』、『あぜ道のダンディ』、『ハラがコレなんで』の路線に戻ることを切に、切に希望。
この監督は大作より、このような低予算映画でこそ、力量を発揮する省エネ表現者だと思われる。
それにしても最果タヒ(ペンネーム? 止めて欲しいなあ)の詩集から、監督が単独でこんな脚本を書いてしまうとは。
社会的に決して恵まれてはいない人々にスポットを当て、丁寧に心象風景を描いた地味~な佳作。
主演二人のキャラクター設定もさることながら、出番の少ない松田龍平と田中哲司が扮する、智之と岩下さんの呆気無さ過ぎる存在感が侘び寂びを喚起、とても好感が持てる。
しかし、成功した『舟を編む』の前、当方が勝手に思っている“逆境駄目男女悲喜劇三部作”『川の底からこんにちは』、『あぜ道のダンディ』、『ハラがコレなんで』の路線に戻ることを切に、切に希望。
台詞が小説の台詞やポエムのようで頭でっかちで全くリアリティがないです終始中学生の作文発表会みたいな感じ
中途半端な世の中を憂うような中二病みたいな台詞も薄くて浅い感じがして気恥ずかしいです
あえてそういう演出かもしれませんが登場人物に血が通ってる感じがしなくて感情移入しにくかったです
それとちょいちょい出てくるストリートミュージシャンがしつこいしノイズ感が強いです
ダメな邦画あるあるですが今時喫煙シーンがやたら多いのも気になりました
プライベートになれる空間の演出が喫煙所しかないのは余りにも力不足ではないでしょうか
賞をとった作品ということで期待して見ましたが盛り上がりもなく完全に期待外れでした