【解説・ストーリー】 血を噴き出した暴力社会の裂け目に粗塩をなすり込む 見せかけの紳士協定に絡まれた巨大組織抗争の背後で この凄惨な組長殺害劇が起こった! 暴力団抗争の中で常に上部組織に泣かされ“無用の血"を流す弱小組織の男たちを取り上げた〈深作・文太〉コンビ、会心のシリーズ第八弾。 日本最強、最大の組織を誇る大阪の坂本組と、九州玄竜会を後盾とする尼ヶ崎の河原組との小さなモメ事は、両組から数人の死者をだす抗争事件へと発展した。玄竜会にとっても坂本組の九州進攻を警戒する矢先だった。玄竜会系岩木組の若頭・野崎は、唯一の妹である麻美が坂本組系米元組々員・中道の妻であったため微妙な立場にたたされるが、組長の岩木が米元組の刺客に殺されたことから、復讐のため子分らを連れて大阪へ乗り込んでゆく。しかし、入れ違いに九州へ向かった坂本組幹部たちが玄竜会と和解協定を結び、野崎は米元組への復讐を断腸の思いであきらめることになるが、野崎の中止命令を待たずして殺し屋が米元の妾と子分を殺害してしまう――。 顔面に凄まじい傷跡を残しながらも、巨大組織の組長を狙い続ける男を菅原文太が熱演。その激しい執念と戦いが九州・関西を舞台に描き出されていく。 【キャスト】 菅原文太、松原智恵子、和田浩治、桜木健一、地井武男、尾藤イサオ、南条弘二、多々良純、郷鍈治、中原早苗、横山リエ、名和広、織本順吉、藤岡琢也、成田三樹夫、小沢栄太郎 【スタッフ】 監督:深作欣二 企画:日下部五朗、橋本慶一、奈村協 脚本:高田宏治 撮影:中島徹 録音:中山茂二 照明:増田悦章 美術:雨森義允 編集:市田勇 音楽:津島利章 【公開日】1976年4月公開 【スペック】 ●映像特典 ◆予告編 BSTD02229/COLOR/本編91分/1層/リニアPCM(モノラル)/16:9(シネスコ)【1080p Hi-Def】 【販売元】東映株式会社【発売元】東映ビデオ株式会社