ドイツ出身のメロディアスHRバンドFAIR WARNINがデビュー25周年を記念して行った日本公演(2017年4月の川崎・クラブチッタ2days)を完全収録したライヴ作品の映像版。メンバーはトミー・ハート<vo>、ヘルゲ・エンゲルケ<g>、ウレ・リトゲン<b>、C.C.ベーレンス<ds>にサポートメンバーとしてニクラス・タールマン<g>、トーステン・リューダーヴァルト<key>を加えたラインナップ。
収録曲は以下のとおり( )内はオリジナル版が収録されているスタジオアルバム。
Blu-ray①:2017.04.22
①Intro~Sunset(※ZENO COVER)
②Out On The Run(1st / FAIR WARNING)
③Longing For Love(1st / FAIR WARNING)
④When Love Fails(1st / FAIR WARNING)
⑤Before Dawn(※Helge solo)
⑥Eastern Sun(※ZENO COVER)
⑦Crazy(1st / FAIR WARNING)
⑧Take Me Up(1st / FAIR WARNING)
⑨Long Gone(1st / FAIR WARNING)
⑩The Heart Of Emotion(1st / FAIR WARNING)
⑪Future Overture(※Torsten solo)
⑫Take A Look At The Future(1st / FAIR WARNING)
⑬Children’s Eyes(mini / IN THE GHETTO)
⑭In The Ghetto(※ELVIS PRESLEY COVER)
⑮The Call Of The Heart(1st / FAIR WARNING)
⑯Angel Of Dawn(2nd / RAINMAKER)
⑰Rain Song(2nd / RAINMAKER)
⑱Hang On(1st / FAIR WARNING)
⑲Still I Believe(4th / 4)
⑳Sukiyaki(※坂本九 COVER)
㉑Don’t Give Up(2nd / RAINMAKER)
㉒Angels Of Heaven(3rd / GO!)
㉓Save Me(3rd / GO!)
㉔One Step Closer(1st / FAIR WARNING)
㉕Burning Heart(2nd / RAINMAKER)
㉖A Little More Love(※ZENO COVER)
㉗The Eyes Of Rock(1st / FAIR WARNING)
Blu-ray②:2017.04.23
①Intro(Go)
②Angels Of Heaven(3rd / GO!)
③Save Me(3rd / GO!)
④Generation Jedi(5th / BROTHER’S KEEPER)
⑤Out On The Run(1st / FAIR WARNING)
⑥When Love Fails(1st / FAIR WARNING)※「PIMP YOUR PAST」VERSION
⑦Take Me Up(1st / FAIR WARNING)
⑧Long Gone(1st / FAIR WARNING)
⑨Longing For Love(1st / FAIR WARNING)
⑩Don’t Give Up(2nd / RAINMAKER)※「PIMP YOUR PAST」VERSION
⑪Children’s Eyes(mini / IN THE GHETTO)
⑫Rain Song(2nd / RAINMAKER)
⑬Hey Girl(6th / AURA)
⑭Desert Song(2nd / RAINMAKER)
⑮Follow My Heart(3rd / GO!)
⑯Hang On(1st / FAIR WARNING)
⑰Still I Believe(4th / 4)
⑱I’ll Be There(3rd / GO!)
⑲Here Comes The Heartache(6th / AURA)
⑳Sukiyaki(※坂本九 COVER)
㉑Burning Heart(2nd / RAINMAKER)
㉒Before Dawn(※Helge solo)
㉓Eastern Sun(※ZENO COVER)
㉔One Step Closer(1st / FAIR WARNING)※「PIMP YOUR PAST」VERSION
㉕Pictures Of Love(2nd / RAINMAKER)
㉖Get A Little Closer(2nd / RAINMAKER)
相次ぐメンバーの離脱により一時期活動休止期間があったことや、この場にそのオリジナルメンバーの1人でもあったアンディがいないこと等、諸手を挙げて歓迎!とまではいかないかもしれないが、このバンドもデビューから25年かぁとファンとしては感慨深いものがある。バンド初となる映像作品(当時はVHS)が撮られたのもこの川崎・クラブチッタだったし。そしてそれだけの歳月が流れているということはファンもバンドもそれなりに年齢を重ねている訳だがフロントマンとしてのトミー、不老不死じゃねーの!?くらい変わらないウレが凄いと思う反面、まるでお爺ちゃんな風貌になってしまったC.C.(アタマのてっぺん隠さないのは潔い!?ケド/笑)、ラウドパーク時よりさらにお〇ブさんになったことに加え、あのひげ面がサザンロックの重鎮のような雰囲気を醸し出すヘルゲら2人の劣化振りが少々ショックではある。(笑)
まあルックスで売っていたバンドではないし、敢えてイケメン担当を探すとしてもそれはトミーとウレ(あとアンディも?)だったと思うのでその2人が健在なら良いのかもしれないが。(でもヘルゲとC.C.ファンは少なからずショック受けるんじゃないかなぁ/笑)
が、内容の方はというと各メンバーのプレイは安定しているしトミーもよく声が出ている。余談だが過去のライヴ作品はアテレコっぽい部分が目立つ編集がされていたものもあったのだが本作はかなり臨場感があり、Blu-rayということで映像も綺麗だし音も良かった。そして何より楽曲レベルの高さ!これに尽きる。(トイレタイムみたいな曲がひとつもないもんね!)初日は25年前の初来日公演を彷彿とさせるセットリスト(丸々再現という形でも良かったと思うが)を中心に4thアルバムまでの楽曲を織り交ぜた構成(その4th「4」から唯一披露された"Still I Believe"を観客に歌わせるシーンは観客がグダグダ過ぎたけど/笑)、翌日は6thアルバムまでの幅広い選曲(それでも中心となったのは1stと2ndの楽曲群)で聴かせるという形。これは2日通ったファンでも大満足だったんじゃないかな。両日組み込まれたアコースティックコーナーもなかなか良かった。(微妙に選曲を変えてくるなど心憎い演出も)良い楽曲をたくさん持っているバンドは強いなぁということを改めて感じさせられた作品となっている。(エンドロールがなかったのがちょっと残念だったけどね)
なお本作は同音源のDVD版、CD版もそれぞれ出ているのでファンはお財布事情や自分の環境に合わせてチョイスするのが良いと思う。25周年記念と次のスタジオアルバムへの期待を込め筆者は奮発してBlu-ray版を購入しました。(でもこの金額ならCDも付けて欲しかったなぁ/笑)