プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
ボリショイ・バレエ《コッペリア》[Blu-ray Disc](日本語解説付き)
購入オプションとあわせ買い
よく一緒に購入されている商品
](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/81Ve+M+QYrL._AC_UL116_SR116,116_.jpg)
この商品を見た後にお客様が購入した商品
- 最低価格この商品セット内Don Quixote (Ws Ac3 Dol Dts)Vladimir Ponomarev Olesya Novikova Leonid Sarafanov Artists of the Mariinsky Ballet Pavel BubelnikovDVD
商品の説明
「コッペリア」 3幕のバレエ ボリショイ・バレエ 音楽:レオ・ドリーブ
原振付:マリウス・プティパ/エンリコ・チェケッティ 復元振付:セルゲイ・ヴィハレフ
マルガリータ・シュライネル(スワニルダ)
アルチョム・オフチャレンコ(フランツ)
アレクセイ・ロパレーヴィチ(コッペリウス)
クセーニヤ・アヴェリーナ、ダリア・ボチコヴァ、ブリュナ・カンタネーデ・ガリアノーネ、
アントニナ・チャプキナ、アナスタシア・デニソヴァ、エリザヴェータ・クルテリョーヴァ、
スヴェトラーナ・パヴロヴァ、ユリア・スクヴォルツォヴァ
(以上、スワニルダの友人たち)
ナジェージダ・ブラゴヴァ(コッペリア)
アレクサンドル・ファジェーチェフ(領主)
ユーリ・オストロフスキー(市長)
ニコライ・マイオーロフ(クロノス)
オクサナ・シャーロヴァ、アレクサンドル・ヴォドペトフ、エカテリーナ・ベセーディナ、
ドーミトリ・エカテリーニン(以上、マズルカ)
クリスティーナ・カラショヴァ、ヴィタリー・ビクティミロフ(以上、チャルダッシュ)
マリア・ミーシナ、スタニスラヴァ・ポストノヴァ、タチアナ・ティリグゾヴァ ほか
ボリショイ劇場バレエ団
ボリショイ・バレエ・アカデミー
台本:シャルル・ニュイッテル、アルチュール ・サン=レオン
原作:E.T.A.ホフマン
音楽:レオ・ドリーブ
原振付:マリウス・プティパ/エンリコ・チェケッティ
復元振付:セルゲイ・ヴィハレフ
美術:ボリス・カミンスキー
衣装:タチアナ・ノギノワ
照明:ダミール・ イスマギロフ
パヴェル・ソロキン(指揮)
ボリショイ劇場
管弦楽団・合唱団
Photos © Damir Yusupov
収録:2018年6月、ボリショイ劇場、モスクワ
収録時間:100分
映像:
16/9 NTSC All Region 片面2層(DVD)
16/9 Region A,B,C 片面1層(Blu-ray)
音声:
2.0 PCM & 5.1 DOLBY DIGITAL(DVD)
2.0 PCM & 5.1 DTS HD Master Audio(Blu-ray)
登録情報
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
- EAN : 4589538739805
- 時間 : 1 時間 40 分
- 発売日 : 2019/5/24
- 出演 : ボリショイ・バレエ
- 販売元 : ナクソス・ジャパン(Bel Air Classiques)
- ASIN : B07QQHLXY4
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,843位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 234位バレエDVD
- - 529位ブルーレイ ステージ
- - 4,054位ブルーレイ ミュージック
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
演出技術オケも劇場もすべてバランスよく楽しんで観賞できた。
おすすめです。
ボリショイ劇場の<コッペリア>はS.ヴィハーレフがプティパ・チェケッティ版を復元したもの。2011年のPATHELIVEでN.オシポワ主演でライヴヴューイングされた筈だが、何故か映像ソフトとして発売されなかった。2018年6月に収録されたこの映像ソフトでは、キャストが一新され実に新鮮な舞台を展開している。ボリショイバレエを観て新鮮・爽快な印象を持つことは余りないのだが、全出演者の演技・踊りが柔軟で溌溂としている。生硬に感じられる部分があるにしても、全体を損なうようなことはない。彼らの感性の鋭敏さのなせる業だと思う。
スワニルダのシュライネルは実に活き活きとした演技を見せてくれる。様々な要素を含む踊りを夫々に相応しく踊り分け、芝居も若い娘の振り幅の広い感情を良く伝えている。このようなスーブレットタイプのダンスーズは普通テール・ア・テールの踊りに長けているのだが、シュライネルは弾力のある跳躍技術も持っており、三幕の平和の踊りのソロで驚くようなソテを見せてくれる。二幕の人形振りはスワニルダの見せ場だが、人形のぎこちない動きから次第に人の滑らかな動きに移行していく様を巧みに表現した。これに滑稽味が加われば、更に面白くなるだろう。
フランツのオフチャレンコは6年前の<くるみ割り人形>の王子とは可成り印象が違った。フランツは元々マイムの役で、踊りの役になったのはこのプティパ・チェケッティ版から。だから踊り以上に芝居力を要求される。オフチャレンコは、舞台に出てきた時から婚約者がいながら別の美女に心惹かれているちょっと心の落ち着かない若者になっていた。マイムもこなれていて踊りと芝居が遊離しない。三幕の平和の踊りで堅実なパートナリングを見せ、続くソロでは軽快な足捌き・鋭い回転技を楽々と決めた。
コッぺリウスはロパーレヴィチ。ボリショイバレエの重鎮の一人。コッぺリウスは自分の世界に籠り自作の人形を偏愛する屈折した男。ロパーレヴィチはやや誇張した演技でこの中年男の哀れさを引き出していた。彼の背の高さが役を超えてしまった感はある。コッぺリウスの猫背で神経質に動くイメージを彼の容貌からちょっと想像し難かった。
マズルカ・チャルダーシュのグループは民族的性格と踊りの弾力性を見事に表現していたし、スワニルダの仲間は夫々個性豊か、三幕のコール・ド・バレエはクラシックダンスの粋そのものだった。
マイムに関しては、どことなくぎこちなさを感じる部分もある。ソ連時代、バレエ界はマイムを極力避けたから、マイムの教育は多分然程充実していなかったと思う。西側の振付家と協同作業をするようになって、マイムを積極的に使うようになったとは言え、例えばロイヤル・バレエのマイムの表現の豊かさとは大きな乖離がある。これからロシア・バレエ界はマイムをどう使うか、その行き先を見守りたい。
カミンスキーによる装置ノギノワによる衣裳はリアルで美しい。やはり古典作品には前衛的な視覚的要素はそぐわない。彼らの装置・衣裳は舞台に重みを加えていた。
プティパ・チェケッティの振付は、現代の視点から見ればやや微温的かもしれない。でも、「人の呼吸」を常に感じさせる振り付けは、アクロバットで目晦まされた現代人の眼を踊りの基本に戻してくれる。高度な技術を持つ現代のダンサー達もこの余裕のあるパから学ぶことは多かったのではないだろうか。
音楽指揮はソローキン。最近ロイヤルオペラハウスでも仕事をするようになったが、踊りを支える音楽造りは一層巧みになっている。マズルカの弾力感を聴くだけで踊りを想像できる。
余談だが、日本語解説に「プティパ・チェケッティ版コッペリアはヴィハーレフが復活させるまで忘れられていた」と書かれているけれど、オーストラリア・バレエの<コッペリア>はプティパ・チェケッティ版に基づくものだったし、ロイヤル・バレエの<コッペリア>もそうだった筈(全部が忠実なものではないにしても)。ロシアだけの事なのだろうか。