荒野の千鳥足≪痛飲エディション≫ [Blu-ray]
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商品の説明
内容紹介
“死ぬまでにこれは観ろ! 2019"キング洋画170連発!
名作から珍品まで。観て損なし! ぜんぶ凄く面白い! !
大好評! 「3枚買ったらもれなく1枚もらえる! 」キャンペーン実施! !
応募期間:2019年9月4日(水)~2019年12月31日(火)※
■荒野の千鳥足
つい魔が差した! 灼熱の砂漠に潜む、ビールと博打、狩猟の魔力! !
ビール漬けとなった男の悲惨な末路! これぞ究極のおもてなし映画! !
★映像・音声特典有り
映像:1080p Hi-Def(ビスタサイズ)/音声2:1オリジナル英語(リニアPCM/MONO) 2音声解説英語(ドルビーデジタル/MONO)/字幕:日本語
★映像・音声特典(約42分)
◆テッド・コッチェフ監督による音声解説 ◆チップス・ラファティ追悼映像 ◆監督インタビュー ◆千鳥足とオーストラリア映画界 ◆US版オリジナル予告篇 ◆40周年記念US版予告篇 ◆デジタルレストア比較映像
■1971年/オーストラリア=アメリカ合作/原題:WAKE IN FRIGHT/本編約109分/1層
(C)2012 Wake In Fright Trust. All Rights Reserved
※今回発売となる全170タイトルが対象です。対象商品は商品に封入のリストをご確認ください。
※3枚の組み合わせは自由です (DVDを3枚買ってBDをもらうのもOK!)
※応募方式・期間限定キャンペーンになります。当日消印有効。
※詳細は対象商品内に封入の専用応募ハガキをご覧ください
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
テッド・コッチェフ監督による問題作。単身赴任中の教師・ジョンはシドニーへ帰る途中、1泊した街で住民たちから酒やギャンブルを勧められるが…。“「死ぬまでにこれは観ろ!2019」キング洋画170連発!”。
内容(「Oricon」データベースより)
大都会シドニーから何もない田舎町へ単身赴任中の教師。クリスマス休暇で恋人の待つシドニーへ帰る途中、とある田舎町に一泊することになった。するとその街の住民たちのすさまじいおもてなしによるビール痛飲、狂乱のギャンブル、そしてまさかのカンガルー狩りの興奮の底なし沼にハマり、教師は1週間ビール漬けで街に滞在することとなる…。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
見終わって気が付いたのは,この映画を駄作にしなかったのは,ひとえにドナルド・プレザンスの存在と主人公の風貌(インテリっぽいハンサム,突っ込みどころ満載→終盤に向かって薄汚れていく)のおかげではないか?ということです。
もすごく酒を飲む映画という予備知識で観たけど,んー思ったほどではなかったです。最後はビール風呂につかってぐびぐびやるぐらいを想像しちゃってたので。
まあとにかく,万人にはおすすめしないかな・・。観る価値はあると思います。
世界にははまだまだ面白い映画が眠ってるのかな?
夢中で見てしまった。
本作は上述の作品より前に製作された(71年)豪州映画で日本公開はなんと2014年!確かに内容的に日本でヒットするような作品ではないので未公開だったのは理解できるのだが、何故に43年の年月を経て今更日本公開されたのか?
誰か知っている人がいたら教えて下さい。
で、2018年の暮に購入し、すぐさま鑑賞した時は『何じゃこりゃ、つまんねぇ映画だなぁ』でした。パッケージに記載されている解説には『「わらの犬」や「脱出」と同じ系譜に属する』とありますが『何寝言言ってまんねん』の世界です。
観る者の感性の違いもあるでしょうが、ハッキリ言って過大評価。商品を売りたいが為の宣伝文句としか思えません。なのでレヴューする為に再度観賞しましたが、今回はテッド・コッチェフ監督の音声解説をオンにしてみました。
流石に自分が撮った作品の事は褒めてます、良く出来ていると。他のスタッフの仕事や出演者たちの演技についても褒めてます、良い仕事をしてくれたと。でも私にはそれってただの自己満足にしか聞こえませんでした。
それと気になったのが劇中で延々と繰り広げられるカンガルー狩りについて、映画の為にカンガルーは決して殺していないと言い訳していた事。元々映画を撮る前にハンターたちが狩りをしたシーンを挿入したのだと。
映画の最後で『本作では決してカンガルーを殺したりはしていません。云々』と言うテロップが映されます。しかしこのカンガルー狩りのシーンは観ている者の気分を悪くさせる代物で、ひょっとしてこのシーンが「わらの犬」や「脱出」の
ヴァイオレンス描写と同じだと言いたいのかもしれませんが。作り物とは言え「グレートハンティング」のライオンの人間食いシーンの方がまだマシですね。
音声解説で面白かったのはブロークン・ヒルの保安官役を演じていたチップス・ラファティが腹黒い役者で、他の役者はノンアルコールなのにチップスだけ劇中ずーっと本物の酒を飲んでいたって事。全然酔わなかったそうです。
酒の飲めない私には呆れるばかりです。
それと主人公のジョン・グラント(ゲーリー・ボンド)がギャンブルで負けてスッカラカンになり、全裸でベッドに横たわっているシーンはアメリカ版では下着を付けていたって事。ちなみにこのシーンでは逸物が見たくもないのに写ってます。
後は経費削減の為、ロケはブロークン・ヒルで行い、室内シーンはシドニーで撮影したって事ぐらいでしょうかね、耳に残ったのは。
怪優ドナルド・プレザンスは相変わらず怪優ぶりを遺憾なく発揮してくれているので、私にはそれだけは満足出来ました。パッケージの表面で両目に硬貨を嵌めているおバカさんが彼です。
内容は特に深い意味はなさそう。でも、見てると映画に引き込まれて最後まで主人公はどうなるのだろうと、見入ってしまいました。
主人公は、僻地に赴任させられた小学校教師。ここがもうすごい所で、オープニングの360度PANで分る通り、荒野のど真ん中に掘っ立て小屋みたいな学校がぽつりと建っているだけの場所。近くに、駅とは名ばかりの、申し訳程度・手作り感満載の木でできたちっちゃいホームがあるだけ。立ち寄る列車も、貨物の真ん中に客車が一台だけつながっている兼用列車だ。
で、授業が終わって休暇に入るのだが、、主人公は恋人のいるシドニーへ向かう途中、とある町に立ち寄ったら・・・というお話。
行く先々で、なぜか「お前も一杯呑め」とやたらとビールを飲まされる(笑)。町の保安官とかお金持ちのオッサンとか、無免許の医者(D.プレザンス)とか、顔を見れば誰もが無闇に酒を勧めて来るのだ。それも必ずビール。しかも全部同じ銘柄(笑)。これ、ビールの宣伝映画じゃねえのかって思うぐらい、もう終始呑みっ放し。まあ、あのブランドは間違いなくこの映画の出資者の一人だろうね(爆)。
主人公は、いわゆるインテリ層(のつもり)の人間で、こんな僻地に飛ばされて来たことを屈辱だと感じていて、都会に戻りたがっている。しかしそのためには教育省に1000ドルを払わないといけない。でもそんな金はないので、町の荒くれ男どもが興じるギャンブルに手を出してすっからかんになってしまったりとか色々して、お金持ちやらインチキ医者とかの家にやっかいになるのだが、とにかくその間ずっとビールを呑みっ放し(笑)。町の人間が、むやみやたらとフレンドリーで、労働者も金持ちもみんな仲良し。主人公は、ちょっと立ち寄ったはずの町から、なぜか抜け出せなくなる。しかし、心温まる交流・・・というよりも、なんというか、ものすごくやかましい・・・乱痴気騒ぎがずっと続いていく感じである。
特に中盤で、主人公が、プレザンス演じる無免許医と荒くれ男どもの仲間とカンガルー狩りに行くシーンが強烈で、車でカンガルーを追いたてながら「ヒャッホー!」とか叫んで轢き殺し&バンバン撃ち殺していくシーンにはちょっと慄然とする。しかも本当にカンガルーが無残に撃ち殺される映像が次々と連打されるのだ。「何だこれは・・・一番怖いのは人間だ、って言いたい映画なのか?」
正直、観ていてちょっときついのだが、さらに仰天するのが、人間とカンガルーの「肉弾戦」という、前代未聞の珍バトルまで登場する。荒くれ男とカンガルーが「睨み合う」という、西部劇の決闘シーンのような演出まであって、最後はカンガルーを羽交い絞めにして、喉を切り裂いて殺すのである。大丈夫か、この映画・・・って言うかオーストラリアって、世界でも有数の動物愛護国家じゃなかったっけ?
この映画には、別に悪人のような人物は一人も出てこない。殺人鬼もサイコパスも出てこない。多少エキセントリックで気性が荒い男どもは出てくるが、犯罪者などではない。殺し合いの一歩手前までエスカレートするケンカのシーンもあるが、死人も出ない。ドナルド・プレザンスもつかみどころのない怪演キャラではあるが、サイコ野郎ではない・・・しかし、何かが不穏だ。というか、映画を観ていて、全く先の展開が読めないのだ(笑)。とにかく狂騒、狂騒、呑んでは騒ぎ、呑んでは騒ぎ、ちょっと常軌を逸したテンション・・・。ヘンテコな映画である。
冷静に分析しようと思えば、できないことはないかもしれない。これは文明人を自称する男が、野生の一歩手前で暮らす連中の中に放り込まれて、次第に理性や知性を・・・我を失い、むきだしの本能の塊へ先祖返りしていく物語(&そういう状況から逃げ出したくても逃げ出せないというサスペンス感もあったりして)。文明と野生の出逢いと衝突・・・表向きは似ていないが、『美しき冒険旅行』と一種似通ったテーマを内包する映画と言えなくもない。原題が『WAKE IN FRIGHT』(震えて目醒めよ)という意味深なタイトルなので、深読みしはじめればいくらでもできる、のだろうが、しかし・・・だ。そういう冷静な見方を放棄したくなるような、野蛮な魅力が漲っているのだ。
例えば、レールを外れて荒野のど真ん中に飛び出して暴走する汽車を、そのまま野次馬根性で見続けていたいと思うような、そう、『荒野の千鳥足』という投げやり感あふれる邦題も含め(笑)、余計な事は考えないで「わけわかんない」まま放置しておきたい、そんな映画なのである。
監督は、『ランボー』のテッド・コッチェフ。この人の映画って、実はそれほど観ていないんだけど、本作は変(笑)。
ちなみに、エンドクレジットで、カンガルー狩りのシーンは、ハンターによる公式のハンティングの映像で映画のために殺している訳ではない、動物保護団体と協議の上使用した、といった字幕が出て、普段だとこういうエクスキューズな文章はあまり好きになれないのだが、本作に限ってはほっとした。ちなみに、肉弾戦を演じたカンガルーは、そういう芸を仕込まれた「ネルソン」君だそうだ(笑)。
実は、映画を観終わった直後は、この映画は評価不可能かな・・・ぶっちゃけ、★をいくつにしたらいいかよく分からん!・・・と思ったのだが、一晩明けて翌朝になったら、「この映画、けっこう好きかも」という気分になっていたのでレビューを書いた(笑)。
「心に残る」映画ではないかもしれないが、「脳裏に焼きつく」映画である(爆)。
ところで、画質は良好。そこは全く文句なし。
しかし、きわめてスリリング。
怖いです。
青年がある町に立ち寄る。
目的地の途中の小さな町。
そこで親切にされ、酒に酔ってしまう。
ここが地獄の一丁目。
おかしな友人知人が出来て、酒が抜けない日々が続く。
町から出られない!
そして人々は言う。
「ここはいい町だぜ」
ちょっと立ち寄った町での息抜きの一杯で、日常に戻れなくなる。
怖い。