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第三世代ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督 4Kレストア版 Blu-ray

フォルカー・シュペングラー (出演), ビュル・オジェ (出演), ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー (監督) 形式: Blu-ray

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Blu-ray

"もう一度試してください。"

通常版

—

￥4,980

￥6,344

フォーマット	色, ワイドスクリーン
コントリビュータ	マーギット・カーステンゼン, エディ・コンスタンティーヌ, ウド・キアー, ハリー・ベア, フォルカー・シュペングラー, ビュル・オジェ, ハンナ・シグラ, ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
言語	ドイツ語
稼働時間	1 時間 49 分

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51
Blu-ray
12個の商品：￥5,270から

商品の説明

物質的欲望の充足、無限の絶望の終焉。
言葉と音の叛乱。ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが放つ、最も難解で自由な作品。
初ソフト化!

意志と表象としての世界―。
彼らも、我々も、もはや何も理解できない。理解しようとはしない。
暴力で構成された社会に曝され、支配され、共感し、欲望し、絶望する。
現実への無関心。怒りと悲しみとおかしみが横溢するこの世界は、とっくに壊れている。
革命への理念を持たず、ただ目先のスリルだけを追い求める「第三世代」のテロリストたち。
彼らは企業と警察に利用され、その煽動にのって誘拐事件を起こす―。

製作・監督・脚本・撮影:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
編集:ユリアーネ・ローレンツ
音楽:ペーア・ラーベン
美術:ラウル・ヒメネス、フォルカー・シュペングラー
出演:フォルカー・シュペングラー、ビュル・オジェ、ハンナ・シグラ、ハリー・ベア、ウド・キアー、マーギット・カーステンゼン、エディ・コンスタンティーヌ

原題: Die dritte Generation
1979年西ドイツ映画

【封入特典】ブックレット:渋谷哲也氏(ドイツ映画研究)による作品解説文など収録

登録情報

アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
言語 ‏ : ‎ ドイツ語
製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 100 g
EAN ‏ : ‎ 4933672253183
監督 ‏ : ‎ ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
メディア形式 ‏ : ‎ 色, ワイドスクリーン
時間 ‏ : ‎ 1 時間 49 分
発売日 ‏ : ‎ 2019/9/27
出演 ‏ : ‎ フォルカー・シュペングラー, ビュル・オジェ, ハンナ・シグラ, ハリー・ベア, ウド・キアー
字幕: ‏ : ‎ 日本語
販売元 ‏ : ‎ IVC,Ltd.(VC)(D)
ASIN ‏ : ‎ B07TSBDKB8
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

Amazon 売れ筋ランキング: - 36,956位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,085位外国のアクション映画
- - 3,373位外国のドラマ映画
- - 3,783位ブルーレイ外国映画

カスタマーレビュー:
8

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5つのうち4.2つ

8グローバルレーティング

星3つ

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上位レビュー、対象国：日本

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goodmooning

道化・アナーキー・ハイセンス　　～奥田民生になりたいボーイ出会う男すべて狂わせるガール～

2021年6月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

片言の断片化されたアフォリズムやショーペンハウエルやバクーニンなど
の引用などで大学の講義のような佇まいも感じさせる高等なお遊戯でインテリ向きの
映画であります。スタイリッシュでファッショナブルで編集術やコラージュも独自で
皮肉も効いていてオモシロくありました。奇をてらったおふざけもあり軽薄な一面も
ありますが一冊の哲学書を読んだような気分にもさせてくれる重厚な映画でもあります。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

チビ

右脳を感化し、セットや衣装のビジュアルの美意識の高さを感じる。

2021年6月21日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

買って良かったです。
難易度が高いですが、何回も観て理解したいと思う映画です。この監督の映画を集めてみようと思います。かなり興味深いビジュアルの高さ、キャスティングも素晴らしいです。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Bo-he-mian

ファスビンダーの過激な一本、待望の日本初ソフト化！

2019年7月20日に日本でレビュー済み

「彼らはただ爆弾を投げる。何の理由も動機も絶望も理想もない者たちは、他人の思うままに利用されてしまう。(中略)それは北アイルランドに反乱者がいるお蔭で、英国はいつでも都合よく介入できると言えば十分だろう。構造は同じだ」－ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

ファスビンダーの個人的な想いが込められた作品と呼ばれる『13回の新月のある年に』('78)に続きインディペンデントで制作され、社会への皮肉が過激な悪臭を巻き散らす、ファスビンダーの曲者ぶりが横溢する傑作『第三世代』('79)が、ついに国内初ＢＤ＆ＤＶＤ化だ！

テロを企てているグループがいて、彼らのアジトに、無関係のヤク中女や彼女の元カレや友人などが紛れ込んでややこしい事になり、そんな中、仲間の一人が暗殺され、誰か裏切り者がいるのでは･･･という話になる。実は、彼らが誘拐を企てていた会社の社長自身が目論み(コンピューター会社の社長で、テロが起きれば警察にシステム強化のためにコンピューターを売り込む計画)に、彼らがまんまと乗せられていた･･･という話。

戦後のドイツ史という視点で捉えた時、'60年代以降の過激主義者たちの世代分類は、
「第一世代」: 世界を変革する理想と権力に対する怒りを胸に、大義を掲げ行動した'60年代の活動家たち。
「第二世代」: ’67～’６8年の運動の過熱と分断の中で、一部の過激な者はテロを地下活動化してゆく。バーダー＝マインホフのグループらがこれにあたる。
「第三世代」: その後に来る「大義なき者たち」。テロ行為を自己目的化し、ただ活動のための活動を行う。皮肉なことに、それは資本家や権力の側の模倣にまで陥ってゆく。
要するに「何の理想も動機も持たない人間はたやすく他人に利用されてしまう」という皮肉を込めての『第三世代』というタイトルで、かつては極左集団の思想を世に知らしめる手段だったテロが、いつしか資本主義のシステムに組み込まれて利用されるようになってしまった、という痛烈なアイロニーなのである。

とにかく本作を現す言葉は「カオス」である。ファスビンダーは「このアイデアはとても複雑なので、ともかく映画をシンプルに作ろうと心掛けた」と言っているのだが、はっきり言ってどこがシンプルよ？人間関係は複雑で１回観ただけではゼンゼン判らず、ようやく２回目の鑑賞で色々と判った(笑)。その瞬間、急に面白くなったのだが。

烏合の衆とまで云うと言い過ぎかもしれないが(笑)、有象無象の者らが集まり、全くもって一枚岩ではない、放射線状に彷徨い続ける物語のトポロジー。キャラクターの中には何人か幼児的なヒステリー症の人間も交じっていて、泣いたりわめいたり、メッキが剥がれ落ちてゆくように自己崩壊してゆく愚かな荒ぶる若者たちの姿･･･混迷と狂騒のケオティック・シネマだ。

この映画はとにかく「ものすごい情報の洪水」という感じで、一つのシーンの中でラジオの放送が聞こえて、さらに音楽まで流れているうえに人物のセリフが重なって、赤ん坊の泣き声までもが延々と･･･もう何言ってるのか聞こえん(笑)！さらに、誰かがしゃべっている画面に、なぜか公衆便所のラクガキの文言が載って、字幕が同時に2つ出てどっち読んだらいいのか判らん！というか片方しか読めないわい！という感じで、もう現代社会は情報によってレイプされているのだ、と言わんばかりの実に攻撃的な演出で、超オーソドックスな『ローラ』('81)とあまりに違いすぎる(笑)。
また「ファスビンダー組」とも呼べる前作の俳優たちが引き続き出演している遊び心(フォルカー・シュペングラーの女装姿)などのセルフ・パロディも見どころだ。

冒頭で引用したファスビンダーの言葉の通り、資本家と警察とテロリストが裏で通じ合っている茶番劇が本作のポイントで､「怒れる若者」たちの時代を通過し、もはやその怒れる若者たちすら社会というシステムの駒と化してゆく状況を、黒く乾いた嗤いで逆撫でしながら現代社会の素顔を暴き立てる、底意地の悪い傑作である。
公開当時は左翼の連中を激怒させ、ドイツ本国で映写技師が殴られ意識不明になったり、スクリーンに酸をぶかっけられたり、大騒動を巻き起こしたという。
柳下毅一郎氏が「面倒な映画」と言ってるイミ･･･長らく日本で公開されなかった理由がチョット判った(爆)。

「つまりテロリズムが、結局のところ資本をよりよく保護するために資本が生みだしたアイデアだということだ」－ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

柳下氏が「動機のないまま爆弾を爆発させるなんて絵空事だと言う人は、同じ年、日本でもまったく同じ第三世代の動機なきテロリストの映画が作られた事を思い出すべきだ」と指摘しているのはナルホドと膝を打った。
何の映画のことを言ってるのか、皆さん判りますよね(笑)？

待ってましたよ、この国内ソフト化を！

24人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ベースライン

チープな言い方ですがヤバイ映画です!!!

2021年4月26日に日本でレビュー済み

『第三世代』＝スリルを求めテロや誘拐をする世代。

危険な熱量がハンパないドイツ映画。絶対見るべき。

役に立った

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