1938年製作の傑作スクリューボールコメディ!
後年アメリカNo.1の大女優とアメリカナンバーワンの大スターになる二人の31歳と34歳の作品。
コンビ3本目の作品にして最高の作品です。
この時代にこんな作品を作るなんて!何でこの国と戦争なんかできたの?という作品です。
シチュエーション、キャラクター、会話とどれをとっても負けます!
期待を裏切らない作品です。
ハワード・ホークスはこういうコメディも作りゃ、ギャング映画も西部劇もハードボイルドも。
職人芸です。名人だよな。
ホークスもグラントもアカデミー賞をとっていないという所にアカデミーの問題があるかな!
(ヒッチコックも!)
尤もこの作品は公開当時アメリカでもヒットしなかったんだから、アメリカも大したことはない。
もちろん日本でも。こういうコメディは日本人は特に苦手!
この作品の評価は、後年のフランス・ヌーベル・バーグまで待たなければならない。
まあ二人の快演をご覧あれ!のちの名女優・大スター振りが若い時から堪能出来ます。
ハンフリー・ボガートに「何でケイリー・グラントにアカデミー賞をやらないんだろう?
あんなに上手くて味のある俳優はいないのに。」と言わしめた若い時からの名優ぶりを
ヘプバーンの演技とともに味わってください。
それにしてもグラントとヘプバーン、60年代でもこんな感じで若かったよな!
凄い!俳優なんです。