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英国ロイヤル・バレエ《ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー》《メデューサ》 《フライト・パターン》 [Blu-ray Disc]
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
Blu-ray
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商品の説明
英国ロイヤル・バレエ 『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』 振付:クリストファー・ウィールドン
『メデューサ』 振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ/ 『フライト・パターン』 振付:クリスタル・パイト
『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』
振付…クリストファー・ウィールドン
音楽…エツィオ・ボッソ、アントニオ・ヴィヴァルディ
衣装…ジャスパー・コンラン
出演…ベアトリス・スティクス=ブルネル/フランチェスカ・ヘイワード/サラ・ラム
ワディム・ムンタギロフ/ヴァレンティノ・ズケッティ/アレクサンダー・キャンベル
ハナ・グレンネル/金子扶生/マヤラ・マグリ/アナ=ローズ・オサリヴァン
アクリ瑠嘉/デヴィッド・ドネリー/テオ・ドゥブレイル/カルヴィン・リチャードソン
演奏…ジョナサン・ロー(指揮)
『メデューサ』
振付…シディ・ラルビ・シェルカウイ
音楽…ヘンリー・パーセル
電子音楽…オルガ・ヴォイチェホヴスカ
衣装…オリヴィア・ポンプ
出演…メデューサ:ナタリア・オシポワ/アテナ:オリヴィア・カウリー
ペルセウス:マシュー・ボール/ポセイドン:平野亮一
演奏…アンドリュー・グリフィス(指揮)/エイリッシュ・タイナン(ソプラノ)/
ティム・ミード(カウンターテナー)/市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
トビー・カー(テオルボ)
『フライト・パターン』
振付…クリスタル・パイト
音楽…ヘンリク・ミコワイ・グレツキ
出演…クリステン・マクナリー/マルセリーノ・サンベ/カルヴィン・リチャードソン
ジョセフ・シセンズ/イザベラ・ガスパリーニ/ベンジャミン・エラ/アシュリー・ディーン
英国ロイヤル・バレエ団
演奏…ジョナサン・ロー(指揮)/フランチェスカ・チエジナ(ソプラノ)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
【特典映像】 インタビュー:クリストファー・ウィールドン&ジャスパー・コンラン
シディ・ラルビ・シェルカウイ/クリスタル・パイト
キャスト・ギャラリー
収録: 2019年5月8、16日 コヴェントガーデン王立歌劇場
収録時間:本編107分、特典映像14分
字幕(特典映像):日、英、仏、独、韓
映像<: br>16: 9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)
1080i High Definition(Blu-ray)
音声<: br>LPCM 2.0 & DTS Digital Surround 5.1(DVD)
LPCM24bit 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
【英国ロイヤル・バレエが贈るコンテンポラリー・ダンスの最先端、それぞれが個性的な三部作を映像で体験! 】
ポップな感覚で人気を集める振付家クリストファー・ウィールドンが2008年に発表した『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』を英国ロイヤル・バレエのために大胆にリニューアル。クリムトの絵画に着想をえた黄金色の細かな短冊をちりばめた衣装をまとったベアトリス・スティクス=ブルネル、フランチェスカ・ヘイワード、サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフらロイヤル・バレエのスター・ダンサーたちが、ヴィヴァルディなどの音楽に乗り華やかに舞います。
異文化の遭遇、対話をモチーフにし刺激的な作品を発表し続けるシディ・ラルビ・シェルカウイが、英国ロイヤル・バレエに初めて招かれ創造した『メデューサ』。ギリシャ神話のメデューサの物語を深く読み込み、ロイヤル・バレエの名花、ナタリア・オシポワが不条理な運命に翻弄される女性の姿を情念豊かに描きます。 平野亮一の演じる男権的な抑圧者の象徴としてのポセイドンの存在感は圧倒的。音楽は、パーセルの楽曲がアーカイックな神話の世界を想起させ、電子音楽による夢幻的な効果が対置されるユニークな構成です。
現代社会の様々な問題に真摯に向き合うテーマの設定で世界中の注目を集める振付家クリスタル・パイトによる『フライト・パターン』。本作では難民問題をテーマに取り上げ、グレツキの「悲歌のシンフォニー」を背景に、英国ロイヤル・バレエの若手ダンサー36人による群舞が、現代の社会矛盾とその悲劇を描き出します。
登録情報
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4589538750572
- 時間 : 2 時間 1 分
- 発売日 : 2020/2/21
- 出演 : 英国ロイヤル・バレエ団
- 販売元 : OPUS ARTE
- ASIN : B082JLJRCT
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 180,419位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 644位バレエDVD
- - 986位ブルーレイ ステージ
- - 6,265位ブルーレイ ミュージック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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映像フォーマット:16:9 音声フォーマット:LPCM2.0 /dts-HD Master Audio
リージョンコード:all region 収録時間:107分(バレエ)14分(エクストラ)
映像内容は現代のダンスシーンで確実な仕事をする3人の振付家の作品。ウィールドンは「不思議の国のアリス」「冬物語」「コリュバンテスの遊戯」で結構お馴染みだったが、シェルカウイとパイトは未知だった。
先ずウィールドンの「ウィジン・ザ・ゴールデンアワー」初演は2008年でサンフランシスコ・バレエ。ウィールドン自身の言葉によると、この作品は「これまでのキャリアの中で最高の作品」とのこと。音楽は17世紀のA.ヴィヴァルディと現代のE.ボッソ。音楽が始まり幕が開いてダンサーが動き始めると、何となく既視感が。一昨年亡くなったアメリカのコンテンポラリーダンスの巨匠P.テイラーの作風と驚くほど類似している。違うのはダンスーズがポアントを履いていることくらい。三つある男女のパ・ド・ドゥも他の振付家の作品の手法を思わせるもので、特にNo.2のパ・ド・ドゥはバランシンの「ジュエルズ」のルビーのパ・ド・ドゥと共通点が多い。両腕の形や動き、ペアが手を取り合って身体を反らす振り等。No.3の二人のダンスールの踊りは肉体の動きによるカノンといった趣向の振付(音楽は必ずしもカノンではない)でこれは面白かった。動き始めたら最後まで止まらない振りはかなりの難ものだと思うが、二人のダンスールはコミカルな雰囲気も見せながら余裕で踊り切った。他のナンバーで印象的だったのはNo.4のパ・ド・ドゥで、大きく動くことはないが二人のダンサー間のバランスの在り方を舞踊化したような振付。ここでも踊りに休止がなく、踊りが滑らかに連綿と続いていく。ズッケッティとヘイワードの良質の油が面に広がるような動きが素晴らしい。最終楽章は様々な動きとフォーメーションの妙を楽しめた。
シェルカウイの「メドゥーサ」はギリシア神話の怪物メドゥーサを題材にした短いストーリー・バレエ。音楽は17世紀のパーセルと現代のヴォイチェホヴスカ。パーセルの作品にメドゥーサを扱った歌があるけれど、それは使われていない。舞台の前方部分を使用しているようで、中規模の舞台で演じられているような印象を受ける。作品の後半、メドゥーサと兵士たちの争いでは10本の柱が置かれるので、更に舞台が狭くなる。シェルカウイの作品を僕は初めて見たが、ダンスのカテゴリーの壁を取り払い、どの踊りも対立させずに共存もしくは融合する手法を追求しているようだ。ポアントを使うのはポアント技術が必要な踊りを作る場合の為なのだろう。
タイトルロールはすっかりロイヤル・バレエのプリンシパルとして確実なポジションにいるN.オシポワ。自分の美貌をアテナに誇ったとも伝えられる気性の激しい女というより、自分の美貌が人を引き寄せ悲劇を招いてしまう運命に翻弄される女という感じの役作り。シェルカウイもメドゥーサをその方針で作ったと思う。前半の腕と上半身のしなやかな動きと叙情的表現。怪物になった後の鋭角的で硬質な動き。見事という言葉しかない。ポセイドンにレイプされる時のパ・ド・ドゥは直接的な動きは皆無だけれど、女性の恐怖を効果的に伝えている。レイプにあった時、女性は思考停止になると言う。この場面でメドゥーサは一つの表情しかしていない。シェルカウイはme tooの運動にも思いを馳せたとのこと。このレイプ場面は深く考えさせられるものだ。ペルセウスに首を刎ねられた後、メドゥーサは元の姿に戻り、一番最初のポーズと正対称のポーズで幕を閉じる。シェルカウイは呪いからの解放が必要と考えたのだろうか。
主要登場人物はメドゥーサの他にアテナ、ポセイドン、ペルセウス。夫々O.カウリー、平野亮一、M.ボール。カウリーは厳格な女神の冷酷な性格を全身から漂わせている。冒頭のメドゥーサに対する優しげな表情とレイプされた後の彼女に対する憎悪に満ちた表情の落差が凄い。また、アテナだけ身体をくねらせることはなく殆ど直立した姿勢を保っている。
ポセイドンは男の権力的暴力的抑圧的存在を象徴している。自らの欲求の為には周囲のことなど全く顧慮しないが、その一方自らの行為の責任を取らない。男が撒き散らし続けてきた問題がポセイドンを通して浮かび上がる。平野は冷たい演技でポセイドンを見せた。眉毛一つ動かさない。ポセイドンの登場は殆どメドゥーサとのパ・ド・ドゥだけなので彼自身の踊りを見せることはない。様々なパ・ド・ドゥの技術を披露してくれる。
この作品ではペルセウスはメドゥーサに恋心を抱き、彼女からスカーフを贈られると言う設定になっている。ボールのペルセウスはヒロイックな男として登場せず、どちらかと言えば優男風情。マドンナに対する騎士のような感じである。ペルセウスも跳躍を使わず身体の捻りや旋回を多用するので、そんな印象を受けるのかも。ポセイドン同様、メドゥーサとのパ・ド・ドゥで様々なパ・ド・ドゥの技術を見せてくれる。
巫女たちはギリシア劇コロスのよう。お終いで全ての巫女がポセイドンを拒絶するのが印象的だった。兵士たちは出演時間の半分以上ネット状のマスクを装着しているので、踊るのは大変だったと思う。でも、一人として動きに乱れはなかった。
三つ目の演目はC.パイト振付の「フライト・パターン」。センターに位置するダンサーはいるものの群集劇と言って良い。難民をテーマにした作品。音楽はH.ゴリツキの交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」。難民の集団は希望を持たないまま放浪することを強いられる。状況の困難さ苦しさ故に自由を求めて集団から抜け出ようとしても、それは却って命・存在を更に大きな危険に晒すになる。離脱しようとする者を集団に引き戻す動きが繰り返される。背を丸め足を引き摺る動きが全体を支配し、跳躍は殆ど使われない。衣装は全員デニムのパンツと上着・Tシャツそれにフラットシューズというもの。難民の集団の中では男女差が見え難くなるという事だろうか。センターのK.マクナリーの演技が強烈な印象を残す。またM.サンベが普段の驚異的な身体能力を封印して抑えた動きで難民のリーダーを演じている。
指揮は「ウィジン・ザ・ゴールデンアワーズ」と「フライト・パターン」がJ.ロー。「メドゥーサ」がA.グリフィス。「メドゥーサ」の音楽演奏は殆ど数人のアンサンブルなので不満はない。パーセルの音楽をそれに相応しい表情で歌い込んだ二人の歌手は素晴らしかった。ロイヤル・オペラハウスのオケのメンバーはピットでゴリツキの交響曲を演奏するなんて思っても見なかったと思うが、「ウィジン」と「フライト・パターン」では力の入れ方が可也違った。ヴィヴァルディのソロパートは兎も角、弦のユニゾンが乱れるなんてプロの仕事とは言えない。ゴリツキの演奏は良かったけど、作曲家によって対応の仕方が変わるのをあからさまに見せられると、応援しようという気が失せる。
Madusaは、さわりが以前購入したBlu-ray”Natalia””に出ていたので、
興味を持っていました。
相変わらずNataliaの踊りが素晴らしい。
ポセイドンにちょっかいを出されたせいで、アテナイの怒りを買い
頭が蛇に変えられてしまった美少女Medusa(ギリシャ悲劇)の、バレー版です。
蛇の頭を持ったMedusaが、
魚の頭を持つ、男たちに翻弄されながら支配下に置く群舞は
コンテンポラリーダンスとして迫力満点です。
最後は、蛇の頭が取れて、また、昔の美少女に戻るのですが
同時に、男たちを支配した超パワーもなくしてしまいます。
現代の「強い女」の、メタファーかな?
バックで、ずっと、バロック音楽家パーセルの音楽を
ソプラノが歌っているのですが
全く、現代音楽といってもよく違和感がなくて
ギリシャ悲劇なのか、中世の旅芸人の演劇なのか、それとも21世紀現代劇なのか
時の感覚をなくし、不思議な錯覚に陥ります。
実は、我々人間の喜怒哀楽の感情は、
ギリシャ悲劇の時代や、もっと太古から、少しも変わっていないのかもしれない。
他、With in the Golden Hourは、
誰にでもある喜びの瞬間を、万華鏡のように見せた秀作です。
見終わった後、何か幸せな気分に満たされます。
Flight Patternは、
BBCによると、難民の現状を鋭く告発する作品だというのですが、
私には、よく理解できませんでした。
新しさを装って、古臭いプロパンダ劇を見せられたような気がします。
私の眼には駄作に見えるのですが、
観客の盛大な拍手を見ると、私のほうが間違っているのかもしれません。
このBlu-rayは、良くも悪くも
The Royal Balletの現在(コンテンポラリーダンス)が、
深く、とげのような余韻となって、いつまでも心に残るBlu-rayです。