コルンゴルト(1897-1957): 歌劇《ヴィオランタ》1幕ハンス・ミュラー:台本ヴィオランタ…アンネマリー・クレーマー(ソプラノ)軍事指揮官シモーネ・トロヴァイ… ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン)アルフォンソ…ノーマン・ラインハルト(テノール)ジョヴァンニ・ブラッカ…ペーター・ソン(テノール)ビーチェ…ソウラ・パラシディス(ソプラノ)バルバラ:ヴィオランタの乳母…アンア・マリア・キウリ(メゾ・ソプラノ)マッテオ…ホアン・フォルケ(テノール) 他ピンカス・スタインバーグ(指揮)トリノ王立劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮…アンドレア・セッキ)ピエール・ルイージ・ピッツィ(演出・装置・衣装)アンドレア・アンフォッシ(照明)マッテオ・リケッティ(映像ディレクター)2020年1月21、23日 トリノ王立劇場 収録収録時間: 88分字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語映像: 16/9 NTSC All Region 片面2層1080i High Definition(Blu-ray)音声: ドイツ語歌唱LPCM 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)世界初映像! 神童コルンゴルトの2作目のオペラ《ヴィオランタ》物語の舞台は15世紀のヴェニス。ヴィオランタは、妹を誘惑し自殺に追い込んだナポリの王子、アルフォンソの殺害を夫シモーネに持ちかけます。アルフォンソの誘惑に成功したヴィオランタは、いつしか彼に惹かれ、陶酔的な愛の二重唱を歌い、二人に裏切られたと知ったシモーネは剣を手にしてアルフォンソに襲いかかりますが・・・。幼い頃から神童ぶりを発揮したコルンゴルト。少年時代から次々に作品を発表し、いずれも高く評価されました。この《ヴィオランタ》は18歳頃に書かれた彼の2作目の歌劇で、ヴェリズモ・オペラやプッチーニ、さらにレスピーギやリヒャルト・シュトラウスの影響も聴き取れます。初演は1916年3月、ミュンヘン国立歌劇場で、コルンゴルトのもう一つのオペラ「ポリュクラテスの指輪」とともにブルーノ・ワルターの指揮によって行われ、大成功を収めました。本映像の演出家ピエール・ルイージ・ピッツィは、コルンゴルトが活躍した1920年代に舞台を移し、きらびやかな衣装と舞台装飾により、ヴェニスのカーニヴァルの夜のむせかえるような情緒を醸し出しています。アンネマリー・クレーマー(ヴィオランタ)の官能的な歌唱に、ノーマン・ラインハルト(アルフォンソ)の甘やかな美声、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(夫シモーネ)の剛直な歌唱と演技が見事な対照を形作り、名匠ピンカス・スタインバーグのタクトがコルンゴルトの音楽の美しさをあますことなく引き出しています。詳細は次ページにて