前33世紀、王の子として生まれながら棄てられ、医師となった男。
誘惑、逃亡、内乱、そして陰謀。最後に見つけた愛すら適わぬ波乱の人生!
紀元前33世紀。ある老人が死を目前にして、自伝を記していた。老人の名はシヌヘ( E・パードム)。赤子の頃、医師に拾われたシヌヘは、長じて自分も医師となる。片目のカプタ(P・ユスティノフ)が彼の召使となり、酒場の娘メリト(J・シモンズ)は、シヌヘに密かに想いを寄せていた。
“生者の家"で共に学んだ親友のホレムヘブ(V・マチュア)は、出自により近衛兵になれずにいた。二人が砂漠を馬車で通りかかると、男をライオンが狙っていた。ホレムヘブの矢がライオンを倒すが実はその男アクナトン(M・ワイルディング)は次のファラオだった。アクナトンはシヌヘを侍医にしようとするが、シヌヘは辞退、呼び出された時はいつでも駆けつけると約束する。一方、ホレムヘブは念願の近衛兵となる。
ホレムヘブはシヌヘを誘いバビロニア人の女ネフェル(B・ダルビー)の娼館へと出かける。ネフェルの美しさに心を奪われたシヌヘは、親の財産まで渡してしまい、それを知った両親は自殺してしまう。全てを失ったシヌヘが両親の遺体を埋めに死の谷を訪れると、そこにメリトの姿があった。メリトから王の娘が命を落としたことで、自分が死刑を宣告されたことを知る。
シヌヘはカプタを連れ、世界を放浪、やがて金持ちや有力者だけを診察する医師となった。ある日、ヒッタイトの将軍を診察したシヌヘは、彼らが新しい金属で武器を大量に生産し、エジプトに攻め入ろうとしていることを知る。その武器を携え、シヌヘは自らの命も顧みず、ホレムヒブが司令官となっているエジプトに舞い戻る・・・
原作はフィンランドの作家ミカ・ワルタリの世界的ベストセラーを、ダリル・F・ザナックが製作、『カサブランカ』(42)のマイケル・カーティスが映画化した重厚な史劇。
※この商品はオンデマンドでなくプレス製品となります。
監督:マイケル・カーティス
製作:ダリル・F・ザナック
原作:ミカ・ワルタリ
脚本:フィリップ・ダン、イシー・ロビンソン
撮影:レオン・シャムロイ
音楽:アルフレッド・ニューマン、バーナード・ハーマン
【キャスト】
エドマンド・パードム、ヴィクター・マチュア、ジーン・シモンズ、ジーン・ティアニー、マイケル・ワイルディング、ピーター・ユスティノフ
1920×1080 FULL HD(オリジナル:スコープサイズ)/カラー/音声1:英語(2chモノラル)/日本語字幕
Copyrightt: © Minerva Pictures