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さらば、愛の言葉よ3D [Blu-ray]

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商品の説明

内容紹介


男と女、一匹の犬と最期の言葉

人妻と独身の男。ふたりは愛し合い、喧嘩し、一匹の犬が町と田舎を彷徨う。
言葉をめぐり季節は過ぎ去り、男と女は再び出逢う。
前夫が全てを台無しにし、第二のフィルムが始まる───

これはゴダールの遺言である――― ル・モンド紙

ヌーヴェルヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールが【3D】で描く最大の野心作


受賞歴:
第49回全米批評家協会賞 作品賞
第67回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞
第14回パルムドッグ 審査員特別賞

●スタジオ撮影が当たり前だった時代に『勝手にしやがれ』でカメラを屋外に持ち出し、街の空気感をそのままスクリーンに映し出し、
カメラワーク・演出・台詞・編集・俳優の扱い方に至るまで映画革命を起こしたゴダール。

●人妻と独身男、1匹のウェルシュシープドッグを巡る会話劇をヴィヴィッドな映像美で描写するの衝撃作!

● 第49回全米映画批評家協会賞 作品賞受賞! 第67回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞受賞!
世界の映画祭を席巻し、フランスやニューヨークでも大ヒット!
本作で重要な役割を演じたゴダールの愛犬ロクシーもカンヌで「第14回パルムドッグ審査員特別賞」受賞。

●日本でも著名人・批評家・マスコミから絶賛の嵐! 劇場は満席ロングラン! (シネスイッチ銀座他)
日本経済新聞(1月30日)で滅多に出ない「★★★★★(今年有数の傑作)」を獲得!

2014年のカンヌ国際映画祭でも話題の中心だった。
半世紀以上、映画界を牽引し続けてきた83歳(当時)になるゴダールが初めて【3D】で長編を描いた野心作に、
カンヌ国際映画祭審査員特別賞のほか、作品の重要な役割を演じた愛犬ロクシー・ミエヴィルに“パルムドッグ審査員特別賞"が授与され、
「ゴダールの想像力は完全無欠だ」とメディアも絶賛。
スタジオ撮影が当たり前の時代に、『勝手にしやがれ』(59)でカメラを屋外に持ち出し、街の空気感をそのままスクリーンに映し出して世間を驚かせ、
カメラワークや編集・演出・台詞・俳優の扱い方に至るまで、
映画革命を起こしたゴダールが今、新旧の技術を斬新に組み合わせた“映画芸術"として【3D】の可能性に挑み、
左右の目にそれぞれ異なる映像を配するなど遊び心たっぷりに【3D】を変革し、世界で絶賛された衝撃作!

【ストーリー】
人妻と独身男が出逢う。ふたりは愛し合い、口論し、叩き合う。一匹の犬が町と田舎を彷徨う。
季節はめぐり、男と女は再会する。犬は気付くとふたりのもとに落ち着く。他者が個人の中にいて、個人が他者の中にいる。
そして登場人物は三人になる。かつての夫が全てを台無しにし、映画の第二幕が始まる。第一幕と同じようで、それでもどこか異なる。
人類からメタファーへと移り、犬の啼き声と赤ん坊の泣き声で物語は終わる。

【キャスト】
エロイーズ・ゴデ
カメル・アブデリ
リシャール・シュヴァリエ
ゾエ・ブリュノー
ジェシカ・エリクソン
クリスチャン・グレゴーリ withロクシー・ミエヴィル(アンヌ=マリー&ゴダールの愛犬)

【スタッフ】
監督・編集・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
撮影:ファブリス・アラーニョ
製作主任:ジャン=ポール・バタジア

【言語】
1.オリジナル(フランス語)/5.1ch DTS-HD Master Audio

【字幕】
1.日本語字幕

【映像特典】
●ジャン=リュック・ゴダール監督インタビュー(44分)/2.0ch DTS-HD Master Audio
●オリジナル予告&日本版劇場予告/5.1cリニアPCMサラウンド

2014年フランス映画(日本公開'15.1.31)
原題:Adieu au Langage 3D/英題:Goodbye to Language 3D
字幕翻訳:寺尾次郎
本編69分+特典48分
2層ディスク
カラー
16:9LB(1080p Hi-Def)/ビスタ
日本市場向け
複製不能
無許諾レンタル不可

© 2014 Alain Sarde - Wild Bunch

発売元:コムストック・グループ
販売元:ツイン

※発売日、ジャケット写真、商品仕様、映像特典などは変更となる場合がございます。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

世界的巨匠、ジャン=リュック・ゴダール監督による人間ドラマ。田舎町を舞台に、彷徨う人妻と独身の男、そして1匹の犬が出会いと別れを繰り返す姿を、様々な映像表現を織り交ぜて描いていく。3D版と2D版を収録。

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
  • EAN ‏ : ‎ 4995155252397
  • 監督 ‏ : ‎ ジャン=リュック・ゴダール
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー, 字幕付き, 3D, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 9 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/4/6
  • 出演 ‏ : ‎ エロイーズ・ゴデ, カメル・アブデリ, リシャール・シュヴァリエ, ゾエ・ブリュノー, ジェシカ・エリクソン
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語 (Dolby Digital 5.1)
  • 販売元 ‏ : ‎ 株式会社ツイン
  • ASIN ‏ : ‎ B09P5878Y6
  • 原産国 ‏ : ‎ 日本
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 27個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
27グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商品自体は気に入っています。
問題はポストに入らない時、頼んでもいないのに勝手に置き配して行く事です。
不在票を入れて、後日配送にして欲しいです。勝手に置き配して何かあったら責任を取ってくれるのでしょうか?
2021年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハリウッド映画を始め、いわゆる普通の娯楽映画をゲームに例えるなら
ゴダールの映画はそのゲームを動かすプログラムのソースコードのようなものだと、私は思う

普段ゲームで遊んでいる人に
「はい、これがその楽しいゲームを作ってるプログラムですよ」
と開陳したところで
「何か凄いんでしょうけど、私にはよく分かりませんねえ」
と言うに違いない、本作の感想もだいたいこの辺に集約されているはず

しかし、同じものをプログラマーに見せると感想は様々だろう
ここの処理はスマートだとか、この言語でこの表現が出来るのかだとか
細かい部分だけでなく、全体を見てソースが美しいだとか汚いだとか

光と闇の二進数に対するアセンブラとしての映画
この点を理解せずゴダールの映像の奔流に飲み込まれても、ただ飲み込まれるだけで何の感想も出てこないはず

特に本作のような3Dで初めて意味を持つカットが多用された映画を
2Dの、しかもAmazon Prime仕様のアス比まで狂った画面を見ても何が何だか分からないのは当然

ただしコピーを繰り返し繰り返して歪んでひずんでノイズが乗りまくりのブート版を
それはそれとして楽しめるような特殊な人にはオススメできる余地はあるので星は3つ

なんだかんだで唯一無二のものを見せてくれるよゴダールは
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画って娯楽じゃん。

でさ。全部が全部、観てる人間に説明して、
分かるようにしろなんて言わないけど、全く意味がわからん。

もう少し、どうにかならんのですかね。

幾らすごくても、意味の分からんことを延々と垂れ流すってのは、
それじゃ、物理とか数学のトンデモな公式と何が違うのって思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年6月17日に日本でレビュー済み
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・原題:Adieu au Langage 3D
・制作国:フランス
・制作年:2014年
上映時間は1時間9分。
他映画サイトには「フランス映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダールが初の3D映画に取り組んだ野心作」とあり、2014年の第67回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞との輝かしい文言が連ねられてました。
私、大の洋画好きだと自負しており、フランス映画も山のように鑑賞してきましたが、私の思考回路が狂っているのか、ケッコー気ぃ入れて必死で鑑賞したんですが、どう頑張って理解しようとしても何をどう伝えたいのかまるでサッパリでした。
遊覧船と周囲のカット・女性がモノクロ映画を観てるカット・ワンちゃんが森や湖畔にいるカット・・・、いろんなカットが目まぐるしく変わる。
劇中、いろんなセリフや会話がされますが、話してる本人が映るのは2~3シーンのみで、しかもそのセリフや会話のほとんどは私には伝わらない映像とリンクされておりました。
鑑賞後に他のレビュアー様のレビューを拝読したところ、3D作品を2D(の環境)で鑑賞していたことが判明し、さらに心が折れました。
栄えある第67回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞受賞ですし、他のレビュアー様の中には大絶賛されてる方もいらっしゃいますので、それだけの価値は充分にあるのだとは思いますが・・・。
私には苦痛の1時間9分でした。
ただ、劇中に登場するワンちゃんは巨匠ゴダール監督の愛犬なんだそうで、カンヌ国際映画祭で優秀な演技を披露したワンちゃんに贈られるパルムドッグ賞を受賞されたそうです。
映画には罪はないと思いますが、3D作品を2D環境しかない視聴者にも公開してしまったAmazonには罪はあると思います。
でも、視聴環境を3Dにしたと仮定しても、再度鑑賞するかについては甚だ疑問ですが・・・。
ゴダール監督、ごめんなさい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月2日に日本でレビュー済み
ゴダールの最新作「さらば、愛の言葉よ」を鑑賞し、愕然とした。全編を通して、まったくこの映画の輪郭を捉えることができなかったからだ。「1/自然」「2/隠喩」の構造、そして2組のカップルが作中でどのように存在していたのかさえ、定かではなかった。
そこで、早速この映画の特集号であるユリイカを買い求め、著名なゴダール家たちの言葉にその理解の拠り所を求めた。深く推察される批評を読み、あらかたこの映画の意図するものがぼんやりと見え始めたのだが、ゴダールの攻撃的な3D映像を喰らい、私の頭の中にはほとんど映画の記憶が残っていない。セリフも、シークエンスも、それらをつなぐ要素もほとんど。だから、たとえ3D特別料金という大金をはたいたとしても、もう一度劇場へと足を運び、確かめる必要があった。
2度目の鑑賞を終えたとき、私はゴダールがこの映画で語りたいことをとてもスムーズに理解した。それは、3Dである意味、そして「さらば、言語よ」という題名の意味。この理解を助けてくれたのは、ユリイカでの多くの批評のおかげだが、批評はどれも作品の複雑さに辟易していている印象で、この作品の真意をわかりやすく説明したものはあっただろうか。彼は決して社会攪乱者などではなく、質問にわざと「とんでもない」と返すひねくれものでもないのではないか。カメラなどの技術的な話や引用元の細かな検証は置いておいて、ゴダールがこの作品で語っていることはとても純粋でわかりやすい(一度の鑑賞で理解できないのは確かだが)。ここでは、「構造の意味するもの」「物語の意味するもの」の2つにわけてこの難解とされる作品の輪郭を捉えていきたいと思う。

「構造の意味するもの:物語の立体化」
まず、ゴダールが3Dで作り出そうとしているのは、「物語(ストーリー)の立体化」だ。3D映像は、2つの微差を持った映像を並行に映し出すことで作られる。それと同様に、ゴダールは2つの微差のある物語を並行に映し出すことで、物語の立体化を図ろうとしている。そして、2組のカップルをなぜ似た人物で、その違いさえもわかりづらいようにしたのかは、これらは観客が気づかないほどの微差である必要があるからだ。セリフも、一見同じ内容のようだが言い回しを変えて語られている。この計らいによって観客は無意識的に同じストーリーを2度見ることになる。無意識のデジャブを体験することで、その体験がふとしたきっかけで意味を持って浮き上がってくることを示唆するかのように。
(また、物語の並行化という慣習的に用いられてきた脚本術から脱却する意図もある)

「物語の意味するもの:ゴダールはイメージを愛する」
この物語は、3×2。つまり3部構成を持ち、それぞれの部で2つの同じストーリーが展開する。まず、この物語の時系列について、②→① / ③で時間軸があるのではないだろうか。②で人妻と不倫相手の男が、生活をする様子が描かれ、言語(会話)を交わし合うことで不破を生じていく。そしてプロローグとして語られる①は、人妻の夫が表れ妻の不倫相手の男を銃で撃ち殺す。つまり、②の後の話、エピローグでもある。これは作中で語られる「0の線は海辺の波の線」という、押しては返しゼロになる、という意味のセリフがヒントになる(このセリフは新しい波・ヌーヴェルバーグも意味する)。そして③は創造性で結びつき自由を勝ち得た2組のカップルの話(一方はゴダール夫妻)。つまり、ゴダールが語るこの作品の答えは③であり、③を肯定するために①・②で語られる内容は悲劇性を帯びている。そして、自由な存在として象徴されるのは、言語によって生じる微差を持たない動物と赤子である。
②と①は、自由を求める人妻と不倫相手の男の話であり、女は言語(会話)によってお互いの理解を深めようとするが、どうあっても最後にノンという運命を負っている。物語の途中で、男が女に赤子を求めるが、女はノンという。また、女は住み着いたロクシーに突然出ていけと言う。これはノンと言うことで自由を失う女のHell as(悲劇)だ。待ち受けるのは、戦争とファシズム、そして死。②の物語の終わりのヘリコプターの襲来は、①の物語、つまり戦争とファシズムの到来と帰着を暗喩している。君に従うと誓った男はその運命を負い、インディアンの語るように、森という外地をさまよい戦い、死んで行く。
そして、③の物語は、「物語を書く」「絵を描く」という創造性によって結びつく2組のカップルの話であり、言語ではなく、創造性(イメージ)こそが自由へのアプローチであるとゴダールは肯定する。「さらば、言語よ」と。そして、ゴダールはその自由の対象として、動物と赤子を描き出している。動物は、言語を持たない故、言語が生む微差に影響されない自由な存在であり、赤子もそれと同様に語られる(ただし、赤子は成長とともに言語を理解し、いずれ自由を失う)。物語の最後の産声と犬の声はハッピーエンドの象徴であり、ゴダールが愛しているのは、イメージなのだとわかる。

そして、この作品にはもう一つのテーマが隠されている。それは革命だ。各セクションの始終で現れるのは、船の名前「ベルエポック」、魔法の言葉「アブラカタブラ 毛沢東 ゲバラ」これは革命そのものだ。ゴダールは、3D映像がすでに紋切型になっていることへの叛骨として革命を起こそうとしている。撮影方法はもちろん、物語まで立体化してみせるというこの世の誰も思いもしなかった自らのアイデアに心を躍らせて。
映画はすでに過去にさかのぼり始めているかもしれない。カンヌを同時受賞したグザヴィエ・ドランがそのよい例で、若い作家が古い作品を作っている。過去をさかのぼり映画を型にはめこみながら。その映画作家たちの現状に、ゴダールは語ってみせる。作中の「登場人物が嫌い」というセリフで。あらかじめ決められた舞台のうえで演じる登場人物と今の映画は同じだと。
誰もよりも映画の未来を見据えた82歳の映画作家。私たちは彼の作品をあといくつ見ることができ、心躍る黄金体験を味わえるのか。彼の起こす革命の道が、少しでも長い道のりとなることをすべての采配をかけて祈る。

2015/3/15
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【作品の評価】
作品については見出しの言葉の通り、胸を激しく打たれる程 非常に美しくて、近年でも稀に見る名作だと強く実感しました!今の時点で既に10回以上は観返していますが、その度に更に更に味わい深くなってゆく、まさしく名作と言える名作です!
僕のなかで凄まじい大傑作として名を連ねているスタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』・『シャイニング』や、クエンティン・タランティーノ監督の『ヘイトフル・エイト』・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、またアレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エンドレス・ポエトリー』・『エル・トポ』等々、それらの作品たちの域に堂々と並ぶレベルの作品だと思います!
また、僕のなかで本作『さらば、愛の言葉よ』はあの『気狂いピエロ』をも凌駕したゴダール監督の究極のマスターピースだと強く思います!
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

【商品仕様の評価】
もはや言うまでもなく、文句なしの“超”愛蔵版で、本当に大満足しております!
(ただし、唯一指摘するとしたら、まあ大して負担がかかるレベルではないと個人的には実際思っていますが、一部の描写にボカシ処理がされている箇所があり、女性のヘアヌード表現だけは何とか守られている感じでしたが〔ただし一瞬謎の丸ボカシがかかる箇所が一ヶ所あります〕、男性のフルヌード表現に関して、映像が二重化する描写の部分以外の全ての箇所にされている感じで、でも個人的にはそれらの指摘は、欲をかいた話だと思っています。ですが、是非 気になっている方がいましたら、ご参考にしてください😊)
とにかく、本当に本当に買えて良かったです!本当にありがとうございます!
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
観終わった後、何だか解らない、普通の映画なら何んとなく分かるけど。でも頭に何か残る。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的にはこういった作品は嫌いではないですが、恐らく大多数が意味不明な駄作と思うでしょう。
たしかに客観的に考えておもしろくはないし退屈でつまらないのは分かります。ただ、こういった造り手の意図をその人の表現で映像化した映画もあっていいと思います。
たしかにオススメはできませんが、音量を小さくして掛け流す分には独特の雰囲気があっていいかもしれませんよ。