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日活110年記念 ブルーレイ&DVDシリーズ 20セレクション 若い東京の屋根の下 [DVD]

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商品の説明

内容紹介

空いっぱい恋のうた!
希望あふれる乾杯東京!
吉永・浜田・山内の青春トリオが放つ、純愛大作!!

吉永小百合・浜田光夫の純愛コンビによる青春超大作!永遠の「定番」ラブロマンス。原作は源氏鶏太。監督は名匠・斎藤武市。日活110周年を記念して初のDVD化!

吉永小百合・浜田光夫の純愛コンビによる都会の十代群像を明るく描く青春超大作!共演作が43作に至る日本中が愛した、小百合&光夫の夢のゴールデンコンビの作品の中でも、曲がり角でぶつかった二人が、ケンカしながらも魅かれていく、という黄金ベタな設定が楽しい、永遠の「定番」ラブロマンス。
明るく未来へ向けた若人の青春純愛篇として、日活映画ならではの若さと夢があふれた多幸感に満ちた作品。はちきれそうに瑞々しいOLの吉永小百合が強気な口調で、大学生役の浜田光夫といがみ合いながらも魅かれていく様が微笑ましい。山内賢を加えた青春トリオのラブストーリーが展開される。監督は斎藤武市。出演は他に、伊藤雄之助・三宅邦子・松尾嘉代・内藤武敏・小沢昭一・山岡久乃・初井言栄・平田大三郎・朝風みどり・下元勉という個性的な顔ぶれ。日活110周年を記念して、待望の初DVDリリース!

〇日本で最も長い歴史を誇る映画会社日活。創立110周年を記念して送る、「日活110周年記念 ブルーレイ&DVDシリーズ20」。

〇日本映画の歴史に刻まれた永遠の名作をブルーレイ10タイトル、DVD10タイトルのラインナップでリリース。

〇ブルーレイ10作品は、日活110周年の歴史に残る名作をセレクション。貴重な国立映画アーカイブ復元コレクションの初ソフト化となる『忠次旅日記』&『長恨』[デジタル復元版 Blu-ray] 、天才監督・山中貞雄2作品の4Kデジタル復元版、石原裕次郎&吉永小百合の人気作品、カンヌクラシックで世界が発見した田中絹代監督2作品の4Kデジタル復元版、今村昌平監督の『神々の深き欲望』の4Kデジタル復元版等、すべて初ブルーレイ化!

〇DVD10作品は、日活の歴史を代表するキャストの作品を特別セレクションした初DVD化リリース。芦川いづみの『知と愛の出発』(カラー復元版)、吉永小百合の『若い東京の屋根の下』、赤木圭一郎の『海の情事に賭けろ』、浅丘ルリ子&松原智恵子の『華やかな女豹』、小林旭の『波止場の無法者』、、宍戸錠&芦川いづみの『気まぐれ渡世』、高橋英樹&和泉雅子の『エデンの海』、浜田光夫&和泉雅子の『成熟する季節』等。(舟木一夫&山本陽子)の『青春の鐘』のみ初HD化。)

●ストーリー
桑野蕗子は十九歳のOL、品川は鈴木硝子工場の会計係だ。停年を控えた父の謙太郎と母、高校生の弟との四人暮しである。
兄の太郎は重役の娘達枝と結婚し山の手の邸宅にすみ、次郎は姉さん女房の夏子と共稼ぎのアパート暮しだ。もう一人の兄・三郎は三年前に槍ヶ岳で遭難していた。姉の律子は薬局の利男と結婚して娘もいるが姑とのいざこざが絶えない。
ある日、両親の生活費について相談をして貰おうと蕗子は兄や姉たちの家を訪ねて廻った。姉の家に行く途中で、危うくリヤカーをひいていたニキビ面の若者と正面衝突しそうになった。家に帰ってみると驚いたことに、さっきのニキビ面がちゃっかりと荷物を運びこんでいた。「やあ、さっきはどうも。不思議なゴエンですな。」次郎の後輩の大学生の三上良平だった。その日から良平が下宿するようになって、桑野家は急に賑かになった。
蕗子はなぜか良平の顔を見ると気が乱されて、「新しい下宿を探して早く出て行ってください」とプンプンした態度になってしまうのだった。父親の誕生日には太郎を除いて全員が集った。子供たちで両親の生活費を捻出することを決め、蕗子が月末に集金に廻ると宣言した。蕗子が同窓の幸吉たちと恩師を見舞った日、良平と幸吉の間に、蕗子争奪の紳士協定が彼女の如らぬ間に結ばれた。良平の顔を見るといつも、プンプンしていた蕗子の心にも微妙な変化が起りつつあった…。

●キャスト
吉永小百合 浜田光夫 山内賢 平田大三郎 三宅邦子 松尾嘉代 内藤武敏 伊藤雄之助 小沢昭一 山岡久乃 初井言栄 朝風みどり 近藤宏 下元勉

●スタッフ
監督 斎藤武市
脚本 才賀明
原作 源氏鶏太
企画 児井英生
撮影 横山実
美術 坂口武玄
音楽 大森盛太郎
録音 橋本文雄
照明 高島正博
編集 近藤光雄

●予告編
●ピクチャーディスク仕様

※デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。ご了承ください。

(C)1963 日活株式会社

内容(「Oricon」データベースより)

十九歳のOL桑野蕗子は、定年を控えた父の謙太郎と母、高校生の弟との四人暮らし。ある日、両親の生活費について相談をして貰おうと蕗子は兄の太郎と次郎、姉の律子の家を訪ねて廻る途中、リヤカーをひいていたニキビ面の若者と正面衝突しそうになる。家に帰ると驚いたことに、さっきのニキビ面がちゃっかりと荷物を運びこんでいて…。吉永小百合・浜田光夫の純愛コンビによる斎藤武市監督作品。

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19.1 x 13.5 x 1.4 cm; 90 g
  • EAN ‏ : ‎ 4907953260467
  • 監督 ‏ : ‎ 斎藤武市
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 89 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/12/2
  • 出演 ‏ : ‎ 吉永小百合, 浜田光夫
  • 販売元 ‏ : ‎ Happinet
  • ASIN ‏ : ‎ B0B9SF3TG7
  • 原産国 ‏ : ‎ 日本
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 28個の評価

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次の二点についてのレビュー。一、本DVDについて、二、映画と原作の違い
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1963年7月14日封切の日活映画。カラー。89分。DVDはHDリマスター版。原作は源氏鶏太『緑に匂う花』、監督は斎藤武市、脚本は才賀明。吉永小百合主演映画としては、6月封切の川端康成原作『伊豆の踊り子』と8月封切の石坂洋次郎原作『美しい暦』に挟まれた映画。主題歌は作詞佐伯孝夫、作曲吉田正、歌唱橋幸夫、吉永小百合の1963年4月のヒット曲『若い東京の屋根の下』。本映画はよく知られ、アマゾンプライムにも入っている映画なので、レビューは次の二点に絞って書きたい。一、本DVDについて。ニ、映画と原作の違い。一、本DVDについて画質○HDリマスター版。画質には満足した。○欲を言うと、ブルーレイになったらもっと良くなるのではないかと思えるところもある。オリジナル劇場予告編○良かった。フォトギャラリー○気前よく、45枚入っている。大変うれしい。もちろん、45枚全部に吉永小百合が出てくる。○内訳は以下の通り。カラーポスター1枚、モノクロプレスシート(各部分拡大可能)1枚、カラースチール11枚、モノクロスチール22枚、カラースナップ9枚、モノクロスナップ1枚。カラーポスターが少ないのが残念だが、カラースチールとカラースナップが多いのは大変うれしい。プレスシート○プレスシートは上記の通り、各部分が拡大可能となっている。これを使って、一部引用させていただく。○宣伝文案☆空いっぱい恋のうた! 希望あふれる乾杯東京! 吉永・浜田・山内の青春トリオが放つ純愛大作!☆あなたの小百合が歌ってる! 張り切り浜田がいかしている! 若さでゆこうぜ山内クン!○宣伝ポイント☆①吉永・浜田・山内の共演の青春トリオの超大作である。②そして、それぞれ個性ある適役を得ている。③源氏鶏太の評判小説の映画化。④吉永の現代的BGムードある初恋。⑤家庭をとおして、青春の理想像を描いたスケールの大きい。☆主題歌を大いに利用してください。題名の浸透が茶の間の人々を強力に動員します。○(映画館次週予告)放送文案☆若さがはち切れる青春の歓びを、東京の空いっぱいに謳いあげるこの物語は、吉永小百合が初めてのBG役に扮して、あまっからい恋のムードを明るく奏で(以下略)二、映画と原作の違い。①原作○原作は源氏鶏太の長編『緑に匂う花』。1952年から1953年まで雑誌連載され、1953年に出版された。1982年に講談社文庫に入っている。②映画と原作○本映画は基本的に原作通りに作られてはいる。しかし、本映画で特に面白いと思われる部分はことごとく原作には存在しない。つまり、映画で付け加えられ、または改変された部分である。その点では脚本の功績が大きいように思う。③映画と原作の大きな違い○この映画を面白くしているツンデレラブコメ的要素は、原作には全くない。映画はコメディ要素が濃いが、原作はコメディではない。浜田が下宿人としてニ階に引っ越してくるのを吉永が嫌悪し、嫌い嫌いと突き放しながら、内心では浜田に惹かれていくという経過は、映画独自の構成である。原作では、小百合は新しい下宿人浜田に普通に対応しているが、様々な出来事から次第に惹かれていくという普通の青春小説経過を辿るだけである。○山内賢が演じるクリーニング屋の若旦那で、浪人生で、小百合の崇拝者である金谷幸吉という魅力いっぱいの男は原作には出てこない。原作では、小百合(蕗子)にかなり強引に求婚して断られる青山宗吉という男が出てくるが、設定が映画の金谷幸吉とはかなり異なる上に、魅力に乏しく、好感度低い。一方、山内は恋のライバルとして、正々堂々と浜田と戦うが、小百合が浜田を好きなことを見破ると、二人を結びつけるキューピット役に変身する。メチャクチャかっこよく、好感度高い。④映画と原作のいろいろな違い。○小百合の兄弟姉妹☆長兄夫婦・・映画と原作は同じ。☆次兄夫婦・・共稼ぎ夫婦である点は同じ。原作では次兄は貧乏洋画家で、次兄の妻夏子は銀座のダンサー。映画では次兄は夜学教師兼新進脚本家、妻は会社員のよう。☆三男夫婦・・原作では平凡で仲のいい普通の共稼ぎ夫婦。映画では削除。☆四男・・原作では死去。映画では三男が死去。☆原作の五男・・小百合の弟。映画で太田博之が演じる四男に役柄ほぼ一致。☆長姉・・原作では北海道に嫁に行っている。映画では削除☆次姉夫婦・・映画では長姉律子夫婦。専業主婦で、夫婦喧嘩と仲直りを繰り返す。○夏子と小林道子☆夏子は次兄の妻。原作では、夏子が銀座のダンサーをして夫婦の経済を支えているという状況から、夫婦の危機が生じ、小百合が仲裁役のようになってしまう。つまり夏子の出番は多いのだが、映画では夏子を演じる朝風みどりは、共稼ぎゆえに子供が作れないという悩みで、この問題での小百合の出番はなく、次兄の原稿が売れ、妊活して、夏子が妊娠し、会社を辞め、解決したという結果を聞かされるだけ。そのため、朝風みどりはクレジットでもプレスシートでも女優序列第二位なのに、出番の少ない、目立たない役になっている。☆小林道子は長兄の愛人。原作では、長兄は手切れ金を払って道子と別れることになり、小百合は長兄に同行したり、その後、落ち込んだ道子のメンタルケアをしたりの大活躍で、道子は無事更生(?)する。一方、映画でも、道子は長兄の愛人で病気療養中という割りと重要な役を当てられているが、現物の道子役の女優は登場せず、長兄との関係はあいまいなまま終わる。○浜田光夫の設定☆原作では、会社員で、北海道からの転勤で、小百合の長姉の紹介で、小百合の家への下宿が決まる。映画では学生で、次兄の紹介でやってくる。○負担金☆原作で、退職後の父親を支えるための負担金の設定は、次兄2500円、三男2500円、長兄5000円、次姉1000円で、計11000円である。映画では次兄4000円、長兄8000円、次姉3000円で、計15000円である。単純には比較できないが、原作から映画までの10年間にこの程度の物価上昇があったようである。○死因☆原作では四男が戦争で死んでいる。映画では三男が山で死んでいる。三、私的結論○映画は、18歳の吉永小百合の多彩な表情と身体の動きの素晴らしい小百合青春映画の傑作の一本と思う。原作は今日的魅力にはちょっと乏しいように思う(失礼)が、本映画の原作であることは間違いない。蛇足○作詞佐伯孝夫、作曲吉田正の『若い東京の屋根の下』は、作詞佐伯孝夫、作曲服部良一、歌唱灰田勝彦の1948年のヒット曲で、戦後復興東京ヤングラブソング『東京の屋根の下』の続編的、アンサーソング的歌謡とされている。このほかに、戦前流行歌手兼オペラ歌手由利あけみが、1939年に作詞佐伯孝夫、編曲灰田晴彦(勝彦の兄)の『東京の屋根の下』というレコードを出ししている。(ビクターでCD復刻)。歌詞は戦後の2曲と比べると、ちょっと暗い。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年6月24日に日本でレビュー済み
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1963年7月14日封切の日活映画。カラー。89分。DVDはHDリマスター版。
原作は源氏鶏太『緑に匂う花』、監督は斎藤武市、脚本は才賀明。
吉永小百合主演映画としては、6月封切の川端康成原作『伊豆の踊り子』と8月封切の石坂洋次郎原作『美しい暦』に挟まれた映画。
主題歌は作詞佐伯孝夫、作曲吉田正、歌唱橋幸夫、吉永小百合の1963年4月のヒット曲『若い東京の屋根の下』。
本映画はよく知られ、アマゾンプライムにも入っている映画なので、レビューは次の二点に絞って書きたい。一、本DVDについて。ニ、映画と原作の違い。
一、本DVDについて
画質
○HDリマスター版。画質には満足した。
○欲を言うと、ブルーレイになったらもっと良くなるのではないかと思えるところもある。
オリジナル劇場予告編
○良かった。
フォトギャラリー
○気前よく、45枚入っている。大変うれしい。もちろん、45枚全部に吉永小百合が出てくる。
○内訳は以下の通り。カラーポスター1枚、モノクロプレスシート(各部分拡大可能)1枚、カラースチール11枚、モノクロスチール22枚、カラースナップ9枚、モノクロスナップ1枚。カラーポスターが少ないのが残念だが、カラースチールとカラースナップが多いのは大変うれしい。
プレスシート
○プレスシートは上記の通り、各部分が拡大可能となっている。これを使って、一部引用させていただく。
○宣伝文案
☆空いっぱい恋のうた! 希望あふれる乾杯東京! 吉永・浜田・山内の青春トリオが放つ純愛大作!
☆あなたの小百合が歌ってる! 張り切り浜田がいかしている! 若さでゆこうぜ山内クン!
○宣伝ポイント
☆①吉永・浜田・山内の共演の青春トリオの超大作である。②そして、それぞれ個性ある適役を得ている。③源氏鶏太の評判小説の映画化。④吉永の現代的BGムードある初恋。⑤家庭をとおして、青春の理想像を描いたスケールの大きい。
☆主題歌を大いに利用してください。題名の浸透が茶の間の人々を強力に動員します。
○(映画館次週予告)放送文案
☆若さがはち切れる青春の歓びを、東京の空いっぱいに謳いあげるこの物語は、吉永小百合が初めてのBG役に扮して、あまっからい恋のムードを明るく奏で(以下略)
二、映画と原作の違い。
①原作
○原作は源氏鶏太の長編『緑に匂う花』。1952年から1953年まで雑誌連載され、1953年に出版された。1982年に講談社文庫に入っている。
②映画と原作
○本映画は基本的に原作通りに作られてはいる。しかし、本映画で特に面白いと思われる部分はことごとく原作には存在しない。つまり、映画で付け加えられ、または改変された部分である。その点では脚本の功績が大きいように思う。
③映画と原作の大きな違い
○この映画を面白くしているツンデレラブコメ的要素は、原作には全くない。映画はコメディ要素が濃いが、原作はコメディではない。浜田が下宿人としてニ階に引っ越してくるのを吉永が嫌悪し、嫌い嫌いと突き放しながら、内心では浜田に惹かれていくという経過は、映画独自の構成である。原作では、小百合は新しい下宿人浜田に普通に対応しているが、様々な出来事から次第に惹かれていくという普通の青春小説経過を辿るだけである。
○山内賢が演じるクリーニング屋の若旦那で、浪人生で、小百合の崇拝者である金谷幸吉という魅力いっぱいの男は原作には出てこない。原作では、小百合(蕗子)にかなり強引に求婚して断られる青山宗吉という男が出てくるが、設定が映画の金谷幸吉とはかなり異なる上に、魅力に乏しく、好感度低い。一方、山内は恋のライバルとして、正々堂々と浜田と戦うが、小百合が浜田を好きなことを見破ると、二人を結びつけるキューピット役に変身する。メチャクチャかっこよく、好感度高い。
④映画と原作のいろいろな違い。
○小百合の兄弟姉妹
☆長兄夫婦・・映画と原作は同じ。
☆次兄夫婦・・共稼ぎ夫婦である点は同じ。原作では次兄は貧乏洋画家で、次兄の妻夏子は銀座のダンサー。映画では次兄は夜学教師兼新進脚本家、妻は会社員のよう。
☆三男夫婦・・原作では平凡で仲のいい普通の共稼ぎ夫婦。映画では削除。
☆四男・・原作では死去。映画では三男が死去。
☆原作の五男・・小百合の弟。映画で太田博之が演じる四男に役柄ほぼ一致。
☆長姉・・原作では北海道に嫁に行っている。映画では削除
☆次姉夫婦・・映画では長姉律子夫婦。専業主婦で、夫婦喧嘩と仲直りを繰り返す。
○夏子と小林道子
☆夏子は次兄の妻。原作では、夏子が銀座のダンサーをして夫婦の経済を支えているという状況から、夫婦の危機が生じ、小百合が仲裁役のようになってしまう。つまり夏子の出番は多いのだが、映画では夏子を演じる朝風みどりは、共稼ぎゆえに子供が作れないという悩みで、この問題での小百合の出番はなく、次兄の原稿が売れ、妊活して、夏子が妊娠し、会社を辞め、解決したという結果を聞かされるだけ。そのため、朝風みどりはクレジットでもプレスシートでも女優序列第二位なのに、出番の少ない、目立たない役になっている。
☆小林道子は長兄の愛人。原作では、長兄は手切れ金を払って道子と別れることになり、小百合は長兄に同行したり、その後、落ち込んだ道子のメンタルケアをしたりの大活躍で、道子は無事更生(?)する。一方、映画でも、道子は長兄の愛人で病気療養中という割りと重要な役を当てられているが、現物の道子役の女優は登場せず、長兄との関係はあいまいなまま終わる。
○浜田光夫の設定
☆原作では、会社員で、北海道からの転勤で、小百合の長姉の紹介で、小百合の家への下宿が決まる。映画では学生で、次兄の紹介でやってくる。
○負担金
☆原作で、退職後の父親を支えるための負担金の設定は、次兄2500円、三男2500円、長兄5000円、次姉1000円で、計11000円である。映画では次兄4000円、長兄8000円、次姉3000円で、計15000円である。単純には比較できないが、原作から映画までの10年間にこの程度の物価上昇があったようである。
○死因
☆原作では四男が戦争で死んでいる。映画では三男が山で死んでいる。
三、私的結論
○映画は、18歳の吉永小百合の多彩な表情と身体の動きの素晴らしい小百合青春映画の傑作の一本と思う。原作は今日的魅力にはちょっと乏しいように思う(失礼)が、本映画の原作であることは間違いない。
蛇足
○作詞佐伯孝夫、作曲吉田正の『若い東京の屋根の下』は、作詞佐伯孝夫、作曲服部良一、歌唱灰田勝彦の1948年のヒット曲で、戦後復興東京ヤングラブソング『東京の屋根の下』の続編的、アンサーソング的歌謡とされている。このほかに、戦前流行歌手兼オペラ歌手由利あけみが、1939年に作詞佐伯孝夫、編曲灰田晴彦(勝彦の兄)の『東京の屋根の下』というレコードを出ししている。(ビクターでCD復刻)。歌詞は戦後の2曲と比べると、ちょっと暗い。
カスタマー画像
5つ星のうち5.0 次の二点についてのレビュー。一、本DVDについて、二、映画と原作の違い
2023年6月24日に日本でレビュー済み
1963年7月14日封切の日活映画。カラー。89分。DVDはHDリマスター版。
原作は源氏鶏太『緑に匂う花』、監督は斎藤武市、脚本は才賀明。
吉永小百合主演映画としては、6月封切の川端康成原作『伊豆の踊り子』と8月封切の石坂洋次郎原作『美しい暦』に挟まれた映画。
主題歌は作詞佐伯孝夫、作曲吉田正、歌唱橋幸夫、吉永小百合の1963年4月のヒット曲『若い東京の屋根の下』。
本映画はよく知られ、アマゾンプライムにも入っている映画なので、レビューは次の二点に絞って書きたい。一、本DVDについて。ニ、映画と原作の違い。
一、本DVDについて
画質
○HDリマスター版。画質には満足した。
○欲を言うと、ブルーレイになったらもっと良くなるのではないかと思えるところもある。
オリジナル劇場予告編
○良かった。
フォトギャラリー
○気前よく、45枚入っている。大変うれしい。もちろん、45枚全部に吉永小百合が出てくる。
○内訳は以下の通り。カラーポスター1枚、モノクロプレスシート(各部分拡大可能)1枚、カラースチール11枚、モノクロスチール22枚、カラースナップ9枚、モノクロスナップ1枚。カラーポスターが少ないのが残念だが、カラースチールとカラースナップが多いのは大変うれしい。
プレスシート
○プレスシートは上記の通り、各部分が拡大可能となっている。これを使って、一部引用させていただく。
○宣伝文案
☆空いっぱい恋のうた! 希望あふれる乾杯東京! 吉永・浜田・山内の青春トリオが放つ純愛大作!
☆あなたの小百合が歌ってる! 張り切り浜田がいかしている! 若さでゆこうぜ山内クン!
○宣伝ポイント
☆①吉永・浜田・山内の共演の青春トリオの超大作である。②そして、それぞれ個性ある適役を得ている。③源氏鶏太の評判小説の映画化。④吉永の現代的BGムードある初恋。⑤家庭をとおして、青春の理想像を描いたスケールの大きい。
☆主題歌を大いに利用してください。題名の浸透が茶の間の人々を強力に動員します。
○(映画館次週予告)放送文案
☆若さがはち切れる青春の歓びを、東京の空いっぱいに謳いあげるこの物語は、吉永小百合が初めてのBG役に扮して、あまっからい恋のムードを明るく奏で(以下略)
二、映画と原作の違い。
①原作
○原作は源氏鶏太の長編『緑に匂う花』。1952年から1953年まで雑誌連載され、1953年に出版された。1982年に講談社文庫に入っている。
②映画と原作
○本映画は基本的に原作通りに作られてはいる。しかし、本映画で特に面白いと思われる部分はことごとく原作には存在しない。つまり、映画で付け加えられ、または改変された部分である。その点では脚本の功績が大きいように思う。
③映画と原作の大きな違い
○この映画を面白くしているツンデレラブコメ的要素は、原作には全くない。映画はコメディ要素が濃いが、原作はコメディではない。浜田が下宿人としてニ階に引っ越してくるのを吉永が嫌悪し、嫌い嫌いと突き放しながら、内心では浜田に惹かれていくという経過は、映画独自の構成である。原作では、小百合は新しい下宿人浜田に普通に対応しているが、様々な出来事から次第に惹かれていくという普通の青春小説経過を辿るだけである。
○山内賢が演じるクリーニング屋の若旦那で、浪人生で、小百合の崇拝者である金谷幸吉という魅力いっぱいの男は原作には出てこない。原作では、小百合(蕗子)にかなり強引に求婚して断られる青山宗吉という男が出てくるが、設定が映画の金谷幸吉とはかなり異なる上に、魅力に乏しく、好感度低い。一方、山内は恋のライバルとして、正々堂々と浜田と戦うが、小百合が浜田を好きなことを見破ると、二人を結びつけるキューピット役に変身する。メチャクチャかっこよく、好感度高い。
④映画と原作のいろいろな違い。
○小百合の兄弟姉妹
☆長兄夫婦・・映画と原作は同じ。
☆次兄夫婦・・共稼ぎ夫婦である点は同じ。原作では次兄は貧乏洋画家で、次兄の妻夏子は銀座のダンサー。映画では次兄は夜学教師兼新進脚本家、妻は会社員のよう。
☆三男夫婦・・原作では平凡で仲のいい普通の共稼ぎ夫婦。映画では削除。
☆四男・・原作では死去。映画では三男が死去。
☆原作の五男・・小百合の弟。映画で太田博之が演じる四男に役柄ほぼ一致。
☆長姉・・原作では北海道に嫁に行っている。映画では削除
☆次姉夫婦・・映画では長姉律子夫婦。専業主婦で、夫婦喧嘩と仲直りを繰り返す。
○夏子と小林道子
☆夏子は次兄の妻。原作では、夏子が銀座のダンサーをして夫婦の経済を支えているという状況から、夫婦の危機が生じ、小百合が仲裁役のようになってしまう。つまり夏子の出番は多いのだが、映画では夏子を演じる朝風みどりは、共稼ぎゆえに子供が作れないという悩みで、この問題での小百合の出番はなく、次兄の原稿が売れ、妊活して、夏子が妊娠し、会社を辞め、解決したという結果を聞かされるだけ。そのため、朝風みどりはクレジットでもプレスシートでも女優序列第二位なのに、出番の少ない、目立たない役になっている。
☆小林道子は長兄の愛人。原作では、長兄は手切れ金を払って道子と別れることになり、小百合は長兄に同行したり、その後、落ち込んだ道子のメンタルケアをしたりの大活躍で、道子は無事更生(?)する。一方、映画でも、道子は長兄の愛人で病気療養中という割りと重要な役を当てられているが、現物の道子役の女優は登場せず、長兄との関係はあいまいなまま終わる。
○浜田光夫の設定
☆原作では、会社員で、北海道からの転勤で、小百合の長姉の紹介で、小百合の家への下宿が決まる。映画では学生で、次兄の紹介でやってくる。
○負担金
☆原作で、退職後の父親を支えるための負担金の設定は、次兄2500円、三男2500円、長兄5000円、次姉1000円で、計11000円である。映画では次兄4000円、長兄8000円、次姉3000円で、計15000円である。単純には比較できないが、原作から映画までの10年間にこの程度の物価上昇があったようである。
○死因
☆原作では四男が戦争で死んでいる。映画では三男が山で死んでいる。
三、私的結論
○映画は、18歳の吉永小百合の多彩な表情と身体の動きの素晴らしい小百合青春映画の傑作の一本と思う。原作は今日的魅力にはちょっと乏しいように思う(失礼)が、本映画の原作であることは間違いない。
蛇足
○作詞佐伯孝夫、作曲吉田正の『若い東京の屋根の下』は、作詞佐伯孝夫、作曲服部良一、歌唱灰田勝彦の1948年のヒット曲で、戦後復興東京ヤングラブソング『東京の屋根の下』の続編的、アンサーソング的歌謡とされている。このほかに、戦前流行歌手兼オペラ歌手由利あけみが、1939年に作詞佐伯孝夫、編曲灰田晴彦(勝彦の兄)の『東京の屋根の下』というレコードを出ししている。(ビクターでCD復刻)。歌詞は戦後の2曲と比べると、ちょっと暗い。
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2023年5月6日に日本でレビュー済み
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誰でも憧れる女優でした、若い時は大好きでした。
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2024年2月28日に日本でレビュー済み
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一時間半未満の尺だと気軽に見られていいですね。
6人兄弟って今は見ないので、父親の誕生日祝いの場面が微笑ましくてよかったです。
他にも、三上のユニホームを縫う、縫わないのシーンなど、好きな場面がいくつも。

一方で、姉夫婦、長兄夫妻、次兄夫妻(を演じた俳優陣)がそろって老けすぎじゃないかと、気になってしまった。

クリーニング店の幸吉や女子大生の和子も加えた、三角関係、四角関係が展開するのかと思いきや、いつの間にやら三上と蕗子が両想いになってるし。

父親の再就職、姉の夫婦仲、長兄の夫婦仲、甥の家出騒動、次兄妻の帰省など、次々と出来事があるわりには、どれもあっさり解決するし。結局、あの入院中の女性はどうなったの?

家族の問題と恋模様と、どっちつかずになってしまった感じがして少し残念です。

1950年代の邦画を見ると、庶民の暮らしぶりは同時期のハリウッド映画に登場するアメリカ人のそれとは月とスッポンくらいの落差があるんですが、1960年代に入ると白黒テレビ・黒電話・洗濯機などの家電が揃ってきて、今とさほど変わらないような豊かさが感じられるようになりますね。
カラー映画が増えて画面も華やか、何より時代の雰囲気が若々しくて明るいです。
2023年12月9日に日本でレビュー済み
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道でガッシャーンとぶつかってその後また出会う。ベタベタの展開からはじまるこの映画、小百合のツンデレが可愛くて可愛くてしょうがない。終始ニヤニヤしながら見れました。
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2021年9月3日に日本でレビュー済み
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ストーリーについては「一つ屋根の下」のパターンなので、とやこう必要はないだろう。

問題はキャスティング。
年寄りに見えるが、伊藤雄之助は1919年生まれ。
いくら定年が52か55程度だった時代とはいえ、若すぎる。
だから10歳方は老けたメイクをしている。

一番の問題は子供たち。
兆なのが下元勉だよ1917年生まれの。
父親よりも年上の倅か。
三宅邦子にしても1916年生まれ。
これはちよっとひどすぎる。

長男は30そこそこでなけれは噺になるまい。
次郎だって年を取りすぎている。
奇妙奇天烈だ。

三男が遭難死の設定なのは、下宿人を置くためだけなのか?

ちなみに四男は太田博之。
後に小銭寿司の経営をしていた人物だ。
小銭と小僧と似た持ち帰りすし屋で、結構お世話になったがなあ。
小僧のほうも左前だけど。
今は回転ずしの時代か。

話は前後するが、父親が定年後の生活費、長男が8千円、次男と長女が4千円ずつという話だった。
当時の大卒初任給から見ると、11~12倍程度になるので、20万弱ということになる。
これに吉永がちょっと足すと。

この家族の問題は今も昔も変わらない。
今はその子供が少ないから、老後の世話は一段と大変だ。

蛇足だが、「大空に乾杯」で吉永に振られた平田大三郎は、ここでも袖にされている。
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2022年12月30日に日本でレビュー済み
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歌のデュエット相手の橋幸夫が出演していないのが残念でしたが、内容的にはまずまずでした。
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2023年4月8日に日本でレビュー済み
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ストーリーは大体わかっていましたが、撮影当時のまわりの様子がわかって、なつかしく良かったです。
2021年12月9日に日本でレビュー済み
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1961年に『ガラスの中の少女』で、神が引き合わせたかのように偶然出会った二人が共演して以来2年。
浜田光夫・吉永小百合のゴールデンコンビの、息がピッタリあった掛け合い漫才のようなシーンの数々を楽しむ映画だと思います。

当時は子供の数も多かったし、一軒の家の中に親兄弟と襖一枚隔てて寝起きしているのが普通だったとはいえ、いきなり赤の他人が下宿人として隣の部屋に寝起きし食事も共にするというのは、今ではありえない設定じゃあないでしょうか。
当時はそういう下宿って東京では普通だったのかもしれませんが、そりゃ蕗子が嫌がるのも無理ないと思うんです。

それはいいんだけど、そんな中でいつ蕗子が良平に心惹かれるようになったのか、というのが不明なんですよね。
本当に嫌いでツンケンしてるのと、ある日を境に好きになったんだけどこれまでの行きがかり上ツンケンしてしまう、というのを吉永小百合は演じ分けなきゃいけないんだけど、どうもそこらへんがハッキリしないように見えるんです。

良平のユニフォームを縫うときには『私の意思じゃない』としきりに言い訳してるし、翌日の野球の試合でも良平の三塁打に思わず歓声を上げてしまってるから、その時はもう好きなんだと思うんだけど。
それまでにどんなエピソードで蕗子が良平を好きになったのかが、よくわからないんです。
その後の遊覧船でも松尾嘉代演じる良平の学友・渡瀬さんと仲良くするのをあからさまに嫌がってるし、父親の就職先が渡瀬さんの父親のコネで決まった時の蕗子の怒り方は、心底良平が嫌いという演技にも見えてしまうし。

話は変わりますが、後に対談番組で吉永小百合が『嫌いな男優』を聞かれた時『どうしてもダメな人がいて、本当は好きなんだけど嫌いなフリ、という演技ができなくて本当に嫌い、という演技になってしまうんです。私って演技が下手なんです。』と話してましたが、まさか浜田光夫のことじゃないよな〜と気になって仕方がない。
でもあれだけ共演していて、年に三日しか会わない日が無かったというのに、仕事を離れての付き合いはほとんど無かったようで私生活では恋愛関係には陥らなかったし・・・と思ったもんです。
まあ、私生活で恋愛関係では無かったからお互いプロとして演技で恋愛ができたし、長く続いたとも思いますけど。
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