冬の旅 HDニューマスター [Blu-ray]
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ジャンル | ドラマ |
フォーマット | Blu-ray, ワイドスクリーン, ドルビー |
コントリビュータ | ヨランド・モロー, マーシャ・メリル, サンドリーヌ・ボネール, ステファン・フレイス |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 105 分 |
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商品の説明
【封入特典】
●解説リーフレット:執筆・児玉美月
【特典映像】
●リバイバル版予告
彼女は路上を選んだ。家もなく、法もなく。自由と孤独の果てに、ひとりの若い女が死んだ。アニエス・ヴァルダ監督の代表作がニューマスターで初Blu-ray化
【作品内容】
2019年3月、生涯現役を貫いて90歳で逝った映画作家アニエス・ヴァルダ。フィクション、ノンフィクションを自由に行き来して、傑作を数多く遺したヴァルダの、劇映画の最高傑作。1985年ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。
2022年11月リバイバル・ロードショー(配給:ザジフィルムズ)
別題「さすらう女」
【作品ポイント】
★アニエス・ヴァルダ監督の代表作が初Blu-ray化
【あらすじ】
冬の寒い日、フランス片田舎の畑の側溝で、凍死体が発見される。遺体は、モナ(サンドリーヌ・ボネール)という18歳の若い女だった。
モナは、寝袋とリュックだけを背負いヒッチハイクで流浪する日々を送っていて、道中では、同じく放浪中の青年やお屋敷の女中、牧場を営む元学生運動のリーダー、
そしてプラタナスの樹を研究する教授などに出会っていた。警察は、モナのことを誤って転落した自然死として身元不明のまま葬ってしまうが、カメラは、モナが死に至るまでの数週間の足取りを、この彼女が路上で出会った人々の語りから辿っていく。
人々はモナの死を知らぬまま、思い思いに彼女について語りだす。
【キャスト】
サンドリーヌ・ボネール、マーシャ・メリル、ステファン・フレイス、ヨランド・モロー
【スタッフ】
監督・脚本・共同編集:アニエス・ヴァルダ
撮影:パトリック・ブロシェ 音楽:ジョアンナ・ブルゾヴィッチ
【Blu-ray1枚組】
1985年製作/105分/フランス/ヨーロッパ・ビスタ/1層/音声:ドルビーデジタル モノラル/日本語字幕
※仕様は変更となる場合がございます。
(C)1985 Ciné-Tamaris / films A2
発売元:TCエンタテインメント
販売元:TCエンタテインメント
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : フランス語
- 梱包サイズ : 17 x 13.5 x 1.4 cm; 70 g
- EAN : 4571519918408
- メディア形式 : Blu-ray, ワイドスクリーン, ドルビー
- 時間 : 105 分
- 発売日 : 2024/1/12
- 出演 : サンドリーヌ・ボネール, マーシャ・メリル, ステファン・フレイス, ヨランド・モロー
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B0CL6Q78BY
- 原産国 : フランス
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 21,838位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,900位外国のドラマ映画
- - 2,406位ブルーレイ 外国映画
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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主演は『愛の記念に』のサンドリーヌ・ボネール。この人、この映画出演当時17歳で、
2024年現在56歳か……顔は弁当箱のように四角く、特別美人ではないのだが、
何故か目を惹く、存在感のある女優だ。『愛の記念に』の彼女はとても魅力的だった。
「冬の南フランス。小さな農村の畑の片隅で、1人の少女が冷たく息絶えていた。
所持金もなく、みすぼらしい身なりをした彼女、モナの素性を、
彼女の死の数週間前までに出会った人々の証言で綴っていく」(Wikipediaより)
とある通りの内容だが、実際に凍死した放浪者の青年と、
監督がロケハンで出会った、ヒッチハイクをしている女の話を基に作られているらしい。
女が一人村にやってきて、死んでいく。ミステリー要素満載だが、
この映画ではこの女の過去や心情を描くことはせず、
ただその行動と村人の証言だけを淡々と映しだしていく。
そう、手法としてはドキュメンタリーに近い。
モナがどこから来て、何で放浪しているのか、という、
観てる側からしたら最も知りたい部分の一つが全く語られていないのだ。
これは監督のアニエス・ヴァルダの「自分には理解できない女性を、
ある種、怒りに満ちた感情をもって描きたかった」というコメントが答えなのだろう。
つまりどうしてこんなことをしているのか、を描くということは、
その行動を理解しているということであり、理解できないものは描けないわけである。
時々見かけるのが、登場人物のキャラクターについて、
これこれこういう理由で行動しているのだ、とか、こういう風に感じたはずだ、
と、断定的に語り、その行動が理解できないと、こんな人はいない、
と言動を否定し、存在を否定し、物語そのものを否定してしまう人がいる。
製作者側は、キャラクターの心理を全て理解して映画や物語を作っているとは限らない。
だって、他人の事をすべて理解できるわけではないのだから。
村人の証言の中で、男はモナの存在に対し、批判的な意見が多い。
にもかかわらず、女として魅力を感じ、体を求める者も多い。
なんか、風俗に行って楽しんでいながらも、女に説教を垂れる、
愚かな男たちと良く似ている。
他方、女はモナの、自分勝手だが自由な生き方に対し、優しく見守る意見が多い。
にもかかわらず、監督の、モナを見つめる目は冷たいように感じられる。
モナは口癖のように「楽して生きたい」と言っていた。
でも、そんな怠惰な生活を送っていると、最後はこういう目に会うわよ、
と言っているようにも見える。
カメラワークとして横移動の多さが目立つが、
どのシーンもよく計算された演出が施されており、この映画の見どころの一つであろう。
ちなみに横移動の画面を観ると、なんかフランス映画を観たな、という気になるのだが、
それは自分だけだろうか。